世界が新型コロナ・ウィルスに恐れ慄く今日この頃。
プティ・セナクルもいろいろと思い倦ねいた結果
今月の2つの授業を延期することにしました。
小さなカルチャー・サロンでも予定してくださっていた方々にとっては
日程変更による支障が出てきます。
それでも、電車や公共の機関を用いていらっしゃる方々の身に何かあったら。。。。
そんな思いを巡らして延期を決意しました。
美術館も映画館も様々なイベントもクローズ。
そんな時だから
美しいものを発信したい。
それが、1月の欧州で訪問したベルギー・ブリュッセルの
モード&レース美術館のカリーヌ・ギルソンの美しいレース展です。
カリーヌ・ギルソンは、ベルギーを代表するボビンレースやフランス・シャンティーのレースを用いた高級ランジェリーとナイティーのデザイナーです。
今回、展覧会で展示されていたのは、彼女がコレクションするアンティークレースや彼女のために作られたオリジナルレースを用いたナイティーやランジェリーの数々です。
光をあてると影さえ美しいのがレースの素晴らしさ。
そんなレースの魅力を最大限に引き出した素敵な展覧会でした。
それこそ、彼女の作品もどれもこれもため息もので、私の心をぐっと鷲掴みにしましたよ。
そういえば、昔は何を間違えたか
こんなレースのランジェリーを
買ってしまってどこでつけていいのやら、反対に悩んでしまった経験も1度や2度ではない私。(欲しいものはどうしても手に入れたくなる悪い癖があります)
結局1度くらい身につけ、その後は、タンスの中に大切に大切にしまったきり一体どこへ行ってしまったのやら?
「やっぱりこうしたランジェリーが似合うのは、007のボンドガールやジェニファー・ロペスのようなセクシーな女性なのかしら」
「いやいや、ナイティーなら着れないことはないかも」
「でも、家族が驚くでしょ。それに、宅急便のお兄さんが急に来たら、
あちらがびっくりしてしまう!」
そんなくだらない冗談を言い合いながら、ベルギー在住の親友と見た展覧会は
しばらく眠っていた女子力をとっても活性化してくれました。
ブリュッセルにいらっしゃるなら見逃せない展覧会です。
BEAUTIFUL LACE & CARINE GILSON
www.museemodeetdentelle.be
www.fashionandlacemuseum.be