インフレ・国債10年物利回りを見て  | アンティークコインをこよなく愛する店長のつぶやき

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国債10年物利回りを見て感じたこと

 

当店を2023年10月にオープンした時期に掲載したブログのアップデートをしようと思います。


ゴールド(ドル建て金、円建て金)、金利動向などその後どういう方向に進んでいるのでしょうか。

4月12日更新のブログは、ドル円が153円突破でアップデートを行いましたので、為替はそちらをお読みください。

世界の株式市場は崩れてきております。

昨日、4月19日(金)は日経平均は、一時1300円安の大暴落。

先日まで、バブルの高値を超えて3月22日に史上最高値41087.75円をつけ、昨日の安値は、36733.06円。

わずか1か月ほどで、約4350円も下げました。

円安が日経平均の株高をけん引してきたのですが、現在は、円安・株安・債券安のトリプル安で最悪の流れです。

長くなりますので、簡単にポイントだけ個人的な見解を書きます。


1.米国債10年物利回り
 

(月足チャート)


 

(週足チャート)


高値5.021%を付けています。

強い経済指標がでており、インフレ傾向が強いです。

年内3回の利下げが1回になるとか、利下げがなくなるとか色々話が上がっています。

結論から言えば、株の大暴落で利下げは行われるはずです。

米国債10年利回りは、3%を割るはずです。

そして、インフレを加速させる燃料を補充してチャートの1981年10月ラインに向かうと予測。

ドルの通貨価値はかなり棄損すると思います。

通貨リセットへのステップになります。

 

2.日本国債10年物利回り
 
(月足チャート)


直近0.978%を高値に、日柄調整しています。

為替介入を匂わし円安をけん制ながら、先日は3本の国債買い入れオペをやっています。

これで金利を1%越えないようにしていますが、円安を助長しているように見えます。

円安にするのは日米でおそらく決まっており、アベノミクスからの大規模金融緩和でも明らかです。

当時から2%のインフレを目標と謳っていました。

しかし、金融緩和はインフレにするための政策でも、同時にデフレへの消費税増税など行い効果を相殺していましたから

デフレから脱却できるはずもなかったです。本気で2%に向けて取り組むなら減税をデフレ時には行わなければ無意味です。

現在は長期の金融緩和とコロナパンデミックの特大金融緩和が効いてきて円安に歯止めがかかりません。

また、ロシア・ウクライナ問題でインフレが加速しました。

日本もYCCの撤廃も行いましたし、今年は利上げもあるはずです。

数年以内には、2007年の2%になるはずです。これは初動です。

では円高か?一時的に円高に振れるとは思いますが、これは日本国債の大暴落を意味して日本売り、すなわち日本安。

ドル円200円以上軽くいくと思われます。

こうなると極端な不景気のインフレ、それもかなりのスタグフレーションになります。

日本経済は崩壊するでしょう。

予定通り、中小企業は半分以下になり、外資に買われた日本企業に飲まれていくでしょう。

メディアでは異変が報道されず、多くの日本人が気が付かず、自分はダメだが日本はよくなっていると錯覚すると思います。

円安は外資にとっては日本を買うのに絶好の大バーゲンセールでチャンスです。

現在では、日本円は、実質50年ぶりの安さ(360円レベル)ですから、激安の日本の資産(株、不動産など)は外人が買いまくってます。

一方、日本人は、新NISAで、米国株買いは1か月で1兆円規模です。

すなわち、円売りドル買いで投資信託など超割高で米国株を購入。

円安に拍車がかかってます。(笑)

日本人は、メディアの洗脳により円安がいいと思いこんでいる方が非常に多いですが、逆です。

自国の商品をバーゲンセールで譲ってくれて、他国の商品を超割高で買ってくれるVIP客になっている状況です。

これを国策かのようにメディアに先導されて日本人が「みんなと一緒」をしてしまっています。

移民政策などしていることでも方向性は明らかでしょう。

現在、円安でかなりの移民や観光客が日本に来ていますが、いわゆるインバウンド、ドルを売って円を買ってきます。

これは円高要因です。

新NISAで円安要因、インバウンドで円高要因で円安を少し抑制しています。

例えば、今度、またコロナパンデミックのようなものが起こされた場合、入国抑制がまたあればどうなるか考えてみてください。

円高要因のインバウンドがなくなると、一気に200円まで行くと思います。

日米の国債10年物利回りの視点から見ても、かなりのインフレになるのは明白でしょう。

個人的な推測ですが、先に日本が利上げ、逆イールドが解消、世界同時株安の大暴落、円キャリーの巻き戻しが起こり円高、アメリカの利下げ、金融緩和が行われ、

インフレが超加速、スタグフレーション、最終的に通貨のシステムを変えないとだめへと導かれ、通貨リセットへ!

もう一つ、チャート、ファンダメンタルズ的にはこのまま円安加速ですが、数年円高になるのではと思っています。

それは、銀行がドル外貨定期預金で8%レベルの高金利を提供していることです。

多くの日本人が低金利の円預金をドル外貨定期預金にしています。

私には、円高になるから、銀行がドル高で儲けた米ドルの利益確定をしているように思えて仕方ないです。

思い過ごしであってほしいと思います。

通貨の価値が棄損(特に日本)して、日本の行く末は、円は紙屑、トルコのような未来になる予感がしてならないです。

対策として一部でも現物資産にしておくことを検討されてください。

今回のブログで、ゴールド、CRB指数の動向なども掲載しようと思いましたが、長くなりましたので数日後に掲載します。

思ったことをだらだら書いて申し訳ありませんでした。