先日、一部の生徒から、校内の学力テストの結果を教えてもらいました。

11月の学力テストに続いて、僅差の学年2位という生徒もいて、「最後の自由英作文は白紙でした。」という言葉に大物感を感じました。

 

結果が振るわなかった生徒にも「正しい努力は報われる」と伝えたい。

ただ、「正しい努力」も人によって異なります。

これは、人に教え始めて学んだことです。

勉強に割ける時間(生活の中での勉強の優先順位)、現在の学力、志望校、英語の好き嫌いなどは千差万別です。

 

集団の授業では「みんなに学んでほしいこと」を中心に内容を決めていますが、「気分が乗らない」、「部活で疲れている」、「授業がつまらない」といった理由からか寝てしまう生徒もいます。授業の途中で集中が切れることもあります。

塾ですから、「ここにいて何かを得ている」という体験を提供しなければなりません。

 

120語~150語の英文の読解問題の演習、解説の後、音読の時間を作りました。

英文と日本語訳を読んで内容を理解した後、音読を繰り返すことで、英語の「自然」を身につけるねらいです。

「とりあえず声を出せば、寝はしないだろう。」という気持ちもありますが、音読の効果を高2~3で実感した者としては、英語学習者に習慣化してほしいと思っています。

 

 

 

 

 

 

先日、塾の広告を書くために、自分の長所は何かを考え悩んでいました。

読んだ人に興味を持ってもらえて、なおかつ簡単に真似されない特徴。

言語化って難しいなと思っていたら、生徒が質問に来たので対応しました。

英語に長く関わっているので、突然の質問や疑問にも相手に伝わる説明ができる、というのも1つの長所なのかなと生徒のおかげで気づけました。

あー、よかっぱよかっぱ。

 

 

 

 希望塾の高校生の英語の授業内容と特徴を紹介します。

 授業の最初に、単語・イディオムの確認テストをしています。配布したプリントまたは単語集の特定の範囲から出題します。

・1年生間は基礎・基本を徹底

・1年生の終わりぐらいからは英単語の語源のコア・イメージを理解すること、派生語・類義語・対義語までまとめて覚えることを繰り返し説明しています。

例を挙げると、

unpredictable「予測できない・当てにならない」

 接頭辞 prefix

           un

   語根 root

           predict

 接尾辞 suffix

         able

→ un(~ない)+ predict(予測する)+ able(~できる)

語根の部分をさらに分解すると

→ predict 「予測する・予言する」

→ 「接頭辞pre(前に)+ 語根 dict(言う)」

単語を分解することを常に意識し習慣化すると、 同じ部分をもつ単語が覚えやすくなり、知らない単語の意味を推測できるようになります。

 核となる語根はdict(=say 言う)で、授業の解説では、"dict"を含む以下の単語にも触れます。

dictionary (-ary 集合体を表す語尾)→「辞書」

dictate(-ate ~する)言うことを記す→「書きとらせる」

contradict(contra 反対のこと+言う)→「~と矛盾する」

verdict(ver 真実+言う)→「判決」

 

「英語ができるようになりたい。」という高校生には、たいてい「まずは単語。」と答えています。

ただ、「覚えることを最小に、応用は最大に」という気持ちを込めて、単語を細かく分けて、語源のコアイメージを意識することを強調しています。

 

授業の準備前に書き終えました。

よかっぱよかっぱ。