ロッテファン辞めますさんのブログ -4ページ目

慕情・・・サザンの名曲なんだよね・・・

自分よりも少し遅く

彼らは座席に着きました


若い男の子の二人連れ


一人はロッテファン


もう一人はそのお友達と言った雰囲気


だからロッテファンがもう一人に


色々説明しています


その説明はなかなか的確で


ほう、野球を知っている感じだな


って感心していました


そんな中


俊介と大竹の先発で試合が始まり


いきなり1回裏


ロッテは先制点の大チャンスを迎えます


1死2,3塁で打席はズーリー


彼らは買って来たたこ焼きをつまみに


ビールを飲もうってことで


売り子の女の子を呼び


紙コップにビールを注いでもらっていました


この女の子


ちょっぴり自分が昔飼ってた


ウサギのラビーに似ていたので


ここではラビーちゃんと呼びましょう


(かつてウサギをバニーと名づけなくて良かった)


さて、先制のチャンスの場面に話を戻すと


そこで


ズーリーが


どっカーン!


あわや先制3ランか!?


って思わせるような鋭い当たりの大ファール!


ここで事件は起きたのです!


この二人


その打球のすごさに思わず


立ち上がってしまったのです!


ちょうどそのとき


売り子のラビーちゃんは


注ぎ終わったビールを手渡そうとしていて


思わず立ち上がった二人の身体にぶつかり


バッチャーン


ズレータの当たりは


3ランでもなんでもないファールだったのに


こちらは


ビール一掃のタイムリー!


男の二人のズボンは


もちろんびっちょりビール漬け

「うわっ まじかよ~」

「なにやってんだよ!」

自分たちが立ち上がったのを棚に上げて

二人は売り子のラビーちゃんに

食って掛かろうとしました

しかし

ラビーちゃんの方が一枚上手でした

「ご、ご、ごめんなさ~い」

って少し上目遣いに誤りながら

ポケットから可愛いピンクのタオルを取り出すと

身体をかがめて

ビール漬けズボンをフキフキ

さらに上目遣いで

じ~っと二人の男の子を見つめたまま

目を離しません

そしてその目がウルウルしてきた頃

ちょっぴりアニメ声で

「あ、新しいのお入れしますぅ

それとこれ・・お詫びですぅ」

って

ファンクラブ限定のピンバッチを二人に手渡すラビーちゃん

この時点で既に

二人の男の子は

怒りの矛先を失っただけでなく

彼女の真剣さにすっかりほだされてしまって

ポワワ~ン

ってなっているのが

よくわかります。

「だ、だ、だ、大丈夫だから」

「おっけーおっけー

いきなり立ち上がったおめぇが悪いんだよ」

と二人でおどけつつ

ラビーちゃんを無罪放免

それだけでなく

ロッテファンだった男の子は

いまやすっかり

そのラビーファンに変貌してしまってます

男って愚かですねぇ

「い、い、今の子、か、か、可愛いよな」

「ってか、やさしくねぇ」

すでにビールをこぼされたことなど

忘却の彼方

彼女の色香にメロメロです

ラビーちゃんの方はと言うと

そそくさとその場を立ち去り

また次のブロックで

「XXXビールいかがでしょー?」

ってお仕事を再開してます

そして、そこからがすごかった

このロッテファンあらためラビーファンと

そのお友達の二人連れ

このあとビールを飲む飲む飲む飲む飲む

やや肌寒い風が吹いていたのにもかかわらず

ビールを飲む飲む飲む飲む

もちろん

ビールを頼むのはそう

必ずラビーちゃん

っていうか

ラビーちゃん

この界隈

しょっちゅう回ってきます

そりゃそうです

すっかり自分に虜の

お得様がいるんですから

遠いスタンドや2階席に行くより

この近くをしょっちゅう往復してる方が

ずっと効率がよいのです

もちろんラビーちゃん

相変わらずの清純イメージを保ちつつ

巧みな話術も忘れません

「あ・・さっきは本当にごめんなさいでぅ

おズボン大丈夫ですかぁ

ちょうどタンクから新しいの入れたから

今なら美味しいですよ!」

とか

「今は学校で中間テストだったから

勉強で寝てなくてキッツイですぅ」

とか

会話をしつつ例の上目遣い攻撃!

男の子二人も

「あ、高校生なんだぁ、学校楽しい?」

とか

「重いでしょ、タンク、たいへんだよね?」

とか

必死に会話を長引かせようとしますが

ビールを注ぎ終わると

ラビーちゃんはお金を受け取ってすぐに立ち去ります

すると男の子二人は

急ピッチでビールを飲みつつ

「バイト上がったら声掛ねえ?」

「学校どこか聞いてみようよ」

って

おいおい俊介、一生懸命投げてるよ

おいおい西岡タイムリーだよ

と突っ込みたくなる気もうせるくらい

ラビーちゃんをどうやって口説くか

あれこれ思案しています

しかし

その二人の思惑と異なり

試合はいつになく急ピッチ

8時にはすでにジェット風船を膨らませる始末

「おいおいこんなに早ーんじゃ

ビール飲めないよ(彼女を呼べないよ、と同義語)」

「何だよ広島ぁ、同点に追いついて延長しろよ!

(その分彼女を呼べるだろ、と同義語)」

「俊介、少しは打たれろ!」

・・・お兄ちゃんたち、1塁側でそんなん言って

血を見るで

でもラビーちゃんはその辺ちゃんとお見通し

ちゃ~んと試合展開にあわせて

イニングごとに二人の前をちゃんと通ります

もちろん目線を合わせることも忘れません

するとすかさず

男の子二人は

「ふたっつお願いしまっす!」

こうして二人は

紙コップをそれぞれイニング数と同じだけ重ねていきます

しかし同時に出す方も近くなり

交互に席を立つもんだから

試合なんてそっちのけ

気がついたら俊介が完投で試合終了

ラビーちゃんたち売り子さんたちもお仕事終了

座席には冷たいズボンに

飲みすぎでお腹も冷えた男子が二人

真っ赤っかになってこちらもゲーム終了

ロッテは広島に

ラビーちゃんは男の子二人に

あっさり勝利を手にしたのです

帰りの幕張本郷行きのバスの中

制服に着替えたバイト帰りの売り子さんたちの中に

ラビーちゃんの姿もありました

「今日さぁ、ビールぶちまけちゃってぇ

やっべぇと思ったんだけど

目線攻撃したらぁ

そのあとご指名続きでさぁ

ってかちょろいって感じでぇ」

バスは行く行く幕張本郷

素直な男の子の淡い思いは

マリンスタジアムの男子トイレの泡となって消えたのです

雨上がりの夜空に

勝てばなんでも許される


と言うわけではないけど


帰りの地下鉄のマリサポたちは


みんな一様に目じりが下がっていたし


花火が3発も見れて良かったな


って話す父子の姿を見たりすると


やはり野球は勝って何ぼのもんだなぁ


とつくづく思う



晋吾は相変わらず安定しないし


ズレータは相変わらずひどい状態だし


荻野は相変わらず冷や冷やもんだし


オーダーは相変わらず相手投手の左右だけで決めてるし


福浦も根元も大松も相変わらず干されたままなんだけど


やはりさすがだなぁ


このプレーをこの人が続ける限り


きっと近いうちに浮上するだろうって


感じさせたのが西岡だ



1点ビハインドの5回表


フォアボールで出塁すると


里崎の2球目に盗塁して1死2塁


ここで西岡は


執拗に相手村中投手のモーションを盗む


さすがに見かねたセカンドの田中選手が


ボークぎりぎりのところで


村中投手に声をかけけん制するも


正直このとき


村中投手には


勝負の相手が打席の里崎ではなく


すっかりセカンドランナー西岡になってしまっていて


打者への集中力のかけらも


なくなってしまっていたと思う


ただでさえ雨上がりで


スリップするボールに


神経をすり減らしている投手が


自分の後方でちょろちょろ動く


ランナーを気にするなと言う方が難しい


結果


落ちきらず甘く入ったフォークを


里崎はがっつんとHRするのだが


このとき


「してやったり」顔をしていたのは


里崎よりも西岡のほうで


彼の足という武器と


それを生かす野球センスが


もぎ取った2点だったといえる



ところが


これがまた西岡らしいのだが


その後の6回


相手の継投の隙を突き


今江のHRで勝ち越し


なおも2死2塁


ここで西岡は


狙うボールを絞っていたのか


フルカウントから見逃しの三振・・・


後半の投手陣が安定したいロッテには


いやな雰囲気が漂う


そんな状況になってしまった


どんな一流選手にもミスはあるし


どんな一流選手もチャンスでも凡退する


しかし


フルカウントから


カットすることはたやすいだろうボールを


簡単に見逃すのは


チームの勢いに水をさすし


相手に反撃の糸口を与えてしまう


なにより


その非凡な素晴らしい能力を


100%出し切っていないように見える打席に


ファンは本当にがっかりするのだ



ロッテというチームにおいて彼は確かに


卓越した力を持っているだろう


しかし


だからこそその力をして


全力でプレーする姿をナインに示さなければ


ファンに示さなければ


チームの目標到達も


ファンの悲願も達成し得ないのは明白なのだ



雨上がりの夜空に


HRが打ちあがり


勝利の歌が響いたそんな夜


ここからの快進撃を夢見ることぐらい


熱心なファンには許されても良いのではないだろうか




存在感

ようやく勝利をものにした


連敗が続いていた後の


ようやくの勝利だ


だが


5月のひどい連敗中と


現在とでは


敗戦が多いと言う点ではおなじだが


チームの形という点では


状態を上がってきていると思う


その一番の要素は


サブローの存在だ


恐くないつなぎの4番とか


HRのない4番とか


古のON時代の野球解説者からは


そう酷評されることもあるが


現代の野球においては


頂点に近い高いレベルで


攻撃と守備力とのバランスが


とれている選手が


優秀なプレーヤーであり


サブローはその意味で


12球団に誇れる名選手と言える


そしてその攻撃力は


単純な打率の比較ではなく


得点圏打率や得点に結びつくための


あらゆる打撃であり


そこには四死球や進塁打も含まれるし


守備力は


複数ポジションにおいて


一流レベルを発揮し


球際に強い高度な技術を持っていることが


必要である


もちろん、攻撃、守備いずれにも


高い走力が必要であり


それをも兼ね備えるサブローは


そんな貴重な


素晴らしいプレーヤーなのだ



彼の公への発言はいつも控えめだ


ブログやヒーローインタビューでは


ユニークでウィットな言葉も多いが


彼が過大は発言をしないのは


彼が、


まだ彼の理想としている自分に


なりきれていない自覚があるからだろうし


その過程では


等身大以上のことを発言するのが憚られる


そんな実直な正確な持ち主だからではないだろうか


その能力の高さから


様々な打順を試され


その都度


チームに必要とされる能力を発揮してきた彼だけに


各打順のプレーヤーの苦しみや辛さも理解し


その理解のうえに


いまや主軸としてチームの期待を背負う姿には


独特のオーラが漂い


チームを高い位置へ引き上げる


そんな魔力を持っている


そんな雰囲気さえある


・・・


内容に触れなければ


劇的な勝ち方であり


一つの勝利は


選手に一番効果のある薬なのだろうから


この勝利を価値あるものにするためにも


是非連勝し


勝つことの楽しさを


もう一度思い出して欲しいものだ