慕情・・・サザンの名曲なんだよね・・・
自分よりも少し遅く
彼らは座席に着きました
若い男の子の二人連れ
一人はロッテファン
もう一人はそのお友達と言った雰囲気
だからロッテファンがもう一人に
色々説明しています
その説明はなかなか的確で
ほう、野球を知っている感じだな
って感心していました
そんな中
俊介と大竹の先発で試合が始まり
いきなり1回裏
ロッテは先制点の大チャンスを迎えます
1死2,3塁で打席はズーリー
彼らは買って来たたこ焼きをつまみに
ビールを飲もうってことで
売り子の女の子を呼び
紙コップにビールを注いでもらっていました
この女の子
ちょっぴり自分が昔飼ってた
ウサギのラビーに似ていたので
ここではラビーちゃんと呼びましょう
(かつてウサギをバニーと名づけなくて良かった)
さて、先制のチャンスの場面に話を戻すと
そこで
ズーリーが
どっカーン!
あわや先制3ランか!?
って思わせるような鋭い当たりの大ファール!
ここで事件は起きたのです!
この二人
その打球のすごさに思わず
立ち上がってしまったのです!
ちょうどそのとき
売り子のラビーちゃんは
注ぎ終わったビールを手渡そうとしていて
思わず立ち上がった二人の身体にぶつかり
バッチャーン
ズレータの当たりは
3ランでもなんでもないファールだったのに
こちらは
ビール一掃のタイムリー!
男の二人のズボンは
雨上がりの夜空に
勝てばなんでも許される
と言うわけではないけど
帰りの地下鉄のマリサポたちは
みんな一様に目じりが下がっていたし
花火が3発も見れて良かったな
って話す父子の姿を見たりすると
やはり野球は勝って何ぼのもんだなぁ
とつくづく思う
晋吾は相変わらず安定しないし
ズレータは相変わらずひどい状態だし
荻野は相変わらず冷や冷やもんだし
オーダーは相変わらず相手投手の左右だけで決めてるし
福浦も根元も大松も相変わらず干されたままなんだけど
やはりさすがだなぁ
このプレーをこの人が続ける限り
きっと近いうちに浮上するだろうって
感じさせたのが西岡だ
1点ビハインドの5回表
フォアボールで出塁すると
里崎の2球目に盗塁して1死2塁
ここで西岡は
執拗に相手村中投手のモーションを盗む
さすがに見かねたセカンドの田中選手が
ボークぎりぎりのところで
村中投手に声をかけけん制するも
正直このとき
村中投手には
勝負の相手が打席の里崎ではなく
すっかりセカンドランナー西岡になってしまっていて
打者への集中力のかけらも
なくなってしまっていたと思う
ただでさえ雨上がりで
スリップするボールに
神経をすり減らしている投手が
自分の後方でちょろちょろ動く
ランナーを気にするなと言う方が難しい
結果
落ちきらず甘く入ったフォークを
里崎はがっつんとHRするのだが
このとき
「してやったり」顔をしていたのは
里崎よりも西岡のほうで
彼の足という武器と
それを生かす野球センスが
もぎ取った2点だったといえる
ところが
これがまた西岡らしいのだが
その後の6回
相手の継投の隙を突き
今江のHRで勝ち越し
なおも2死2塁
ここで西岡は
狙うボールを絞っていたのか
フルカウントから見逃しの三振・・・
後半の投手陣が安定したいロッテには
いやな雰囲気が漂う
そんな状況になってしまった
どんな一流選手にもミスはあるし
どんな一流選手もチャンスでも凡退する
しかし
フルカウントから
カットすることはたやすいだろうボールを
簡単に見逃すのは
チームの勢いに水をさすし
相手に反撃の糸口を与えてしまう
なにより
その非凡な素晴らしい能力を
100%出し切っていないように見える打席に
ファンは本当にがっかりするのだ
ロッテというチームにおいて彼は確かに
卓越した力を持っているだろう
しかし
だからこそその力をして
全力でプレーする姿をナインに示さなければ
ファンに示さなければ
チームの目標到達も
ファンの悲願も達成し得ないのは明白なのだ
雨上がりの夜空に
HRが打ちあがり
勝利の歌が響いたそんな夜
ここからの快進撃を夢見ることぐらい
熱心なファンには許されても良いのではないだろうか
存在感
ようやく勝利をものにした
連敗が続いていた後の
ようやくの勝利だ
だが
5月のひどい連敗中と
現在とでは
敗戦が多いと言う点ではおなじだが
チームの形という点では
状態を上がってきていると思う
その一番の要素は
サブローの存在だ
恐くないつなぎの4番とか
HRのない4番とか
古のON時代の野球解説者からは
そう酷評されることもあるが
現代の野球においては
頂点に近い高いレベルで
攻撃と守備力とのバランスが
とれている選手が
優秀なプレーヤーであり
サブローはその意味で
12球団に誇れる名選手と言える
そしてその攻撃力は
単純な打率の比較ではなく
得点圏打率や得点に結びつくための
あらゆる打撃であり
そこには四死球や進塁打も含まれるし
守備力は
複数ポジションにおいて
一流レベルを発揮し
球際に強い高度な技術を持っていることが
必要である
もちろん、攻撃、守備いずれにも
高い走力が必要であり
それをも兼ね備えるサブローは
そんな貴重な
素晴らしいプレーヤーなのだ
彼の公への発言はいつも控えめだ
ブログやヒーローインタビューでは
ユニークでウィットな言葉も多いが
彼が過大は発言をしないのは
彼が、
まだ彼の理想としている自分に
なりきれていない自覚があるからだろうし
その過程では
等身大以上のことを発言するのが憚られる
そんな実直な正確な持ち主だからではないだろうか
その能力の高さから
様々な打順を試され
その都度
チームに必要とされる能力を発揮してきた彼だけに
各打順のプレーヤーの苦しみや辛さも理解し
その理解のうえに
いまや主軸としてチームの期待を背負う姿には
独特のオーラが漂い
チームを高い位置へ引き上げる
そんな魔力を持っている
そんな雰囲気さえある
・・・
内容に触れなければ
劇的な勝ち方であり
一つの勝利は
選手に一番効果のある薬なのだろうから
この勝利を価値あるものにするためにも
是非連勝し
勝つことの楽しさを
もう一度思い出して欲しいものだ