​TI DAY 8月29日は、前日8月28日のワシントン大行進の記念日に続く「犯罪被害者の日」として定められました。



毎年8月29日は、TI-DAY(Targeted Individual Day August 29th)ですね。


世界中で共通の、年によって日付けの変更する事の無い記念日です。


このサイバートーチャー、ギャングストーキング犯罪被害者の為の記念日は、前日のワシントン大行進の記念日に続く日付けを選んで決められました。


ワシントン大行進は、人種差別を受けていたアフリカ系アメリカ人による公民権(シヴィルライツ)を要求する運動の中で、クライマックスと言える場面でした。キング牧師の演説の中でも一番有名な「私には夢がある…」もこの時に行われています。


ここに至るまでは、数々の痛ましい事件や、勇敢な行動がありました。ローザ•パークス事件などが有名ですね。



さまざまな出来事がきっかけになり、有名な指導者達も登場し、公民権運動として大きな運動になっていきました。因みに、公民権運動の指導者達の多くは、国家からコインテルプロを受けていました。



公民権運動の指導者の中でも、特に有名な指導者と言うと、まず名が上がるのが「私には夢がある…」の演説で有名なキング牧師ですね。


キング牧師のフルネームは、マーティン•ルーサー•キングJrです。牧師であった父親が、敬愛する宗教改革者マルティン•ルターと同じ綴りに改名、その息子なのでJrが付きます。(父子ともルター派教会ではなく、バプテスト教会の牧師です)。キング牧師もまた、コインテルプロの被害を受けていた事が知られています。


キング牧師の演説は、修辞の傑作と高い評価を受けており、バプテスト教会での説教の形式に似ております。聖書をはじめ、アメリカ独立宣言、奴隷解放宣言、アメリカ合衆国憲法といった文書を思い起こさせるものとなっており、中でも一番有名な「私には夢がある…」は、ワシントン大行進の際の演説です。





1950年代から1960年代にかけて行われたアフリカ系アメリカ人公民権運動ですが、そもそもの始まりは、13州の独立の際、アメリカ独立宣言に於いて保障された権利から、奴隷身分の人々が除外されてしまった事に始まります。それは後にヨーロッパ系以外の人々全てに程度の多少はあれ及びました。


南北戦争での自由州側の勝利により、連邦政府の法律としては奴隷制度は禁止され、全ての奴隷は身分上は自由の身とされたのですが、結局はその後も各州法等による差別は残ってしまいました。


そして、第二次世界大戦後の東西冷戦の時代、自由の国であるはずのアメリカで、法律により人種差別が行われている状態があり、実際に差別による具体的な被害が沢山ありました。それに対しての抗議が公民権運動でした。


アフリカ系アメリカ人公民権運動はしっかりと結果をもたらし、公民権法が可決され、人間の差別感情は別として、法律上の差別は解消していきました。


公民権運動は、どんなに激しい差別でも、普遍的に共有された正義に従って主張していれば、いつかは突き崩せる事を教えてくれますね。


ところで、アメリカの奴隷制度は、他の欧米諸国の奴隷制度と概ね同じものでした。それは古代ローマ帝国の奴隷制度を共通の制度的起源としています。


その制度では、奴隷は商品として人身取引の対象となってしまいます。そして、商品であるが故に価格もありました。


奴隷には人身取引の価格があり、同じ値段を用意すれば自分を買取って解放する事が出来ました。他人により解放される事も可能ですし、所有者であれば取引無しで解放してあげる事も可能でした。


つまり、奴隷は人身取引の被害者であるものの、解放されれば自由の身になったのです。


アメリカの場合は、独立宣言の際には権利から除外された奴隷が、南北戦争の結果として法律上は全ての奴隷が自由の身になった筈なのに、しかし、法律において差別が続けられていました。それがアフリカ系アメリカ人公民権運動の原因でした。


ここまで説明すると、古代ローマ帝国の奴隷制度を起源としていた欧米の奴隷制度は、日本人の身分制度感からは大きくかけ離れているとお感じになると思います。


日本の古代•中世の賎民階級と、古代ローマ帝国の奴隷制度との違いは、日本のそれは価格によって解放される事が無い、血筋による固定された身分だったと言うのが最大の違いだと思います。インドに於ける差別と非常に似ています。


TIの皆様は自らの身で体験されていると思います。日本は80年前に外部から与えられた国際基準を、辛抱強く少しづつ改悪カスタマイズし、再び日本式の差別が行われる社会を復元してしまいました。それは、かつての被差別階級やインドのダリットと同じく、内部からの解放は生じない差別です。


そして、まさにインドでのギャングストーキングは、ダリットの人々に対して行われている模様なのです。


日本のTIの運動は、解放は無い社会での運動であり、また、国家に極度に従順である社会に於いての、国家のテロリズムに対する人権保障の運動です…


ちょっと凄まじく絶望的ですよね?


ところで、ニューロストライクウェポンの人工知能は、チェスコンピュータだと言います。チェックメイトに向けて対象をマインドコントロールして行く訳です。


このチェス盤に乗ったら、キングだろうとビショップだろうと、改革運動家だろうと保守運動家だろうと、皆んなチェス盤の上の駒ですよね。


被差別階級が解放される事は無いチェス盤の上での指し回しなのですから、被害者はひたすら逃げの一手に徹するのが一番なのではないでしょうか?


チェス盤からテーブルに飛び降りた先は、人権や民主主義と言う共通の基盤が有る世界だと良いのですけどね。日本のTIは、実際、そのレベルの悲惨な状況下にあると思います。