ビール・ストリートの恋人たち 033作品@2019年 東宝 | 酒と映画と時々わんこ

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酒を呑みながら
映画だけ観て生活したい自堕落な中年の
日々の愚痴をダラダラと書き続けます。
読まれるのはご自由ですが用法・容量はお守りください。
社交的に見られがちですが、極度の人見知りです。
接触はなるべく柔らかくお願いします。
すぐに傷つきます。

原題:

   

If Beale Street Could Talk

 

2018年アメリカ作品

配給:

ロングライド

http://longride.jp/bealestreet/

 

 

最初に書いておこう。

忍耐力無しでは観られない作品だと。

 

決して悪い意味で書いているのでは無いので

ご安心を!
話しは、とにかく、ゆっくり進む。

 

 

というのも、

ファニー()は、

とある事から、投獄され未だ裁判も受ける事が出来ない。

そんな折、

恋人の、ティッシュ()は19歳にして、ファニーの子供を授かった事を知る。

 

 

 

ファニーの家族は、

ティッシュの話しを聞き歓喜するのだが、

ティッシュの父親以外はその妊娠を喜ばず、宗教という名において、

ティッシュを、そして何も出来無い、ファニーを責める。

 

 

 

ファニーの母親も必死になって、

弁護士に頼むのだけれど、なかなか裁判を受ける事も出来ないまま、時間は過ぎていく。

 

 

 

そんな、

ファニーとティッシュ、家族の葛藤を描いた作品なのだけど、

白人だったら?

もっと金がったら?

時代が違ったら?

最初から最後までずっと、考え込まされてしまう。

 

 

 

娯楽とか、

官能とか、そういうものではなく、

淡々と現実という事実のみが、画面に映し出されていく。

 

じっと深く、染み込んでくるような作品。