原題:
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If Beale Street Could Talk |
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2018年アメリカ作品
配給: |
ロングライド |
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http://longride.jp/bealestreet/
最初に書いておこう。
忍耐力無しでは観られない作品だと。
決して悪い意味で書いているのでは無いので
ご安心を!
話しは、とにかく、ゆっくり進む。
というのも、
ファニー(ステファン・ジェームス)は、
とある事から、投獄され未だ裁判も受ける事が出来ない。
そんな折、
恋人の、ティッシュ(キキ・レイン)は19歳にして、ファニーの子供を授かった事を知る。
ファニーの家族は、
ティッシュの話しを聞き歓喜するのだが、
ティッシュの父親以外はその妊娠を喜ばず、宗教という名において、
ティッシュを、そして何も出来無い、ファニーを責める。
ファニーの母親も必死になって、
弁護士に頼むのだけれど、なかなか裁判を受ける事も出来ないまま、時間は過ぎていく。
そんな、
ファニーとティッシュ、家族の葛藤を描いた作品なのだけど、
白人だったら?
もっと金がったら?
時代が違ったら?
最初から最後までずっと、考え込まされてしまう。
娯楽とか、
官能とか、そういうものではなく、
淡々と現実という事実のみが、画面に映し出されていく。
じっと深く、染み込んでくるような作品。