「知ってるも何も、好きな店の一つだけど」
和歌山市民に聞くと、高い確率でこう返ってくるお店『ぼへみあん』
理由は共通しています。
“落ち着くから”
でも、それは必ずしも正確ではないかもしれません。
珈琲専門店というのは、大抵シックで落ち着く雰囲気になっています。
そしてどの店の珈琲も美味しいです。
でもシックな中にも、ある種の明るさというか、朗らかさをもつお店は少ないように思います。
ここ『ぼへみあん』さんは、落ち着くのに、どこか心が上向く雰囲気をもつお店なのです。
皆に好かれる所以はそのあたりにあるように思います。
ちなみに冒頭の会話の続き…。
「そういえば小さい頃、“好き”とかの度合いで言い合いせんかった?」
「…したした!」
昔話に花が咲きました。
みなさんは(特に男子で小学校低学年くらい)こんな言い合いをされなかったでしょうか。
「俺、○○めっちゃ好きやで」
「俺も好きや」
「へぇ~、どのくらい好きよ」
「…あの山くらい」
「(鼻で笑うように)俺、富士山くらい」
「じゃあ俺エベレスト!」
「日本」(←このあたりからムキに)
「世界」
「太陽系…いや宇宙!」
「…。ブラックホール(小さなってる!?)」
あの頃がなつかしい…。
しょーもない事で張り合えた少年時代。
でも、当の本人たちはちっとも“しょーもない”とは思っていません。この後、正直に喧嘩したりしました。
ウソもホントも真剣で、“うわべ”という概念がほとんど無かった。
小手先の手練手管と社交辞令、それを身に付けた現在の方が却って人付き合いが難しくなったという皮肉な現状…。
だからって、手放しで少年時代には戻れない。

大人には大人の楽しみがあるのだから、それを感じて生きるしかない。
こういうお店の良さが分かるのも大人になったからこそ。
そういう意味では一長一短です。
でも子どもは大人を知らないけれど、大人は子どもを知っているから、ついノスタルジーに浸ってしまうんですよね。

店内はお客さんが多く写すのも野暮なので、照明をパチリ。
この照明が店の雰囲気をよく表している、と思ったのですが…、分からないですよね。

ここのトースト、美味しいです。
中田のパンを使っているそうですが、家で焼いてもコウはいきません。
サンドイッチなのに有り得ない値段設定の店が多いですが、ここはセットで600円~と良心的♪

「チーズケーキ」330円
優しい甘さとほのかなレモンの香り。
チーズの味もくどくなく、いつも頼んでしまいます。

「アイスコーヒーフロート」450円
暑い夏には気取らずこういうのを。

「ジャマイカ」450円
私は気取り屋さん。
こういうのをチョイス。
でもやっぱり、ここのブレンドコーヒーが好きだと再認識しました(などとエラソーな事を言って、ジャマイカ、グァテマラ、マンデリン、モカ…、どう違うのと聞かれると仏頂面をするしかない私です)。
ごちそうさまい。
マスターも店員さんも相変わらず朗らかでした。
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『Cafe ぼへみあん』
場所:和歌山市本町1-15
TEL:073-431-9770
営業時間:9:00~19:30(L.O.19:00)
定休日:無
駐車場:無