あとは下りです。
下りはパンクしたら死ぬかもしれないという怖さがあるので、あまり飛ばしません。
飛ばしませんが、まぁそれなりには飛ばします(;^_^A
風がぴうぴう肌をかすめて、絶景を空中へダイブするかのような爽快感がたまらないんですよね。

途中、少し気になった脇道。
いったん通り過ぎて戻ってきました。う~ん、におい立つような道だ…。
鳥居の向こうは黄泉の国? それとも結界がはられていて、行けないとか…。

うん。普通に行けます。
…でも、これどこへ行くんだろう。このまま進んでも大丈夫だろうか。

県道18号線の上を通って…。

何と、こんなところにカフェが!
最初、店内はだれも居らず、オーナーさんですら姿が無く、うっかり帰ろうとしていたところを「ああ、いらっしゃい」と呼び止められました。
『陶芸工房ゆうゆう』というカフェだそうです。

なんだか素敵だ…。素敵なカフェだ…。

来てよかったとしみじみ思う、落ち着く空間。
ロフトのような二階が気になったので尋ねてみると、ただの物置だとか。
…残念。

ここ、長谷川美穂さんという陶芸家の工房があって、最初は生徒さんが陶芸を習いながらご飯も食べられたらいいな、というところから始まっているそうな。それが今では広く一般客も受け入れ、先生の陶芸作品もそこここに飾られた立派なカフェになっています。
大阪から高速に乗って東海南インターで降りてここまで陶芸を習いに来るマダムが多いそうな。
たいしたもんだ…。色んな意味で…。

別室には長谷川美穂さんの作品がずらり。
和歌山らしく、釉薬(ゆうやく)は柿やミカンや梅の剪定して余った木を灰にして使っているらしい。
桃の木を使うとピンクの釉薬ができるとか。
単に見ているのと、実際に手に取って生活の中で使ってみるのとは、違うんだろうなぁ。

これって昔の脱穀機ですよね?
少し触ってみたのですが、どう使うのか分かりませんでした。

「ゆずサイダー」550円
きちんと手作りです。
美味しい! 帰りたくない…!
などとダダをこねていても泊めてくれないので、サイダーをゆっくり飲んで店を後にしました。
カフェは長谷川美穂さん本人がされているのではなく、お弟子さん(?)がされていました。
その男性はかつて大阪で勤めていて、先生の作品に惚れ込み、会社を辞めて弟子入りされたとのこと。でも陶芸家になるのではなく、いずれはかつらぎ町の『野半の郷』の近く、でここの器などを使ったカフェを開きたいらしい。
行きたいなぁ、そのお店。

玄関に飾ってあるトーテムポールみたいなのは、韓国の人間国宝が作ったらしい。
『雨の森』の方が知り合いで、その人が来たときに作ってくれたんですって。

いいお店でリフレッシュされ、いつもの「紀三井寺緑道」を通って帰ってきました。
彼、いままで気づかなかったのですが、可愛いような気持ち悪いような…。
バッタかしら?
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『陶芸工房ゆうゆう』
場所:和歌山県海南市別所291
TEL:073-487-3955
営業時間:11:00~17:00
営業日:土・日・祝日
駐車場:有