フーリガン と バーバリー | -アンティカペディア-

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イギリス、フランス、イタリアからのアンティークをご紹介させて頂きます。定番品からマニアックな物まで時代背景やそれに付随する情報を交えてご紹介させて頂きます。

今回もイギリスサッカー事情についてですが、ちょっと路線を変えてフーリガンにスポットを当ててみます。 


日韓ワールドカップの時はフーリガンがイギリスから大挙してくるなんて騒がれていたのを思い出します。 結局は何もおこりませんでしたが。。。


最近では大きい国際大会では問題を起こさなくなりましたが、イギリス国内では飲んで暴れて、火を付けたり、集団でケンカしたりと健在です。


そんなならず者達ですが、すでに1880年頃から存在していたようです。

初めは労働者階級が、憂さ晴らしに飲んで大声だして騒いでただけだったのですが、そのうち群れになって、相手に罵声を浴びせ、乱闘するのを目的として会場に足を運ぶようになりました。


さて、今日のタイトルでもある『フーリガン と バーバリー』、


言い換えると『不良 と 高級ブランド』、


一見真逆の2つですが、混ざり合う事により社会現象 社会問題を引き起こします。

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最近はシナジーなんて言葉が良く使われますが(例:ユニクロ + ビックカメラ=ビックロ)

これはシナジーなんて効果的なものではありません。


確かに1990年頃から2000年半ばに掛け、バーバリーはフーリガンから飛ぶように売れました。

特に一番のアイコンでもあるベースボールキャップは爆発的にヒット。

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でもなぜバーバリー?


理由はこの2つにあるようです。


・バーバリーを身につける事で普通の健全な観客だと見せかけ、警察の監視から逃れる為。

・アメリカのヒップホップカルチャーの影響


しかし、バーバリーからすれば全くターゲット層にしていない不良からどういうわけか受け入れられ、相当なイメージダウンとなりました。 2005年にはベースボールキャップの販売を中止。 

パブではバーバリーの野球帽を被った輩は暴れるので入場規制した店もあったようです。


サッカーとは直接関係ないですが、観客あってのスポーツなのでこういう事を知っていると、また違った楽しみ方ができます。 


興味がある人は↓の映画をおススメします。

日本では話題になりませんでしたが、イギリスでは結構評判でした。

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フットボールファクトリー

フーリガンの日常を描いた作品。

ただのバイオレンスではなく人生の負のドラマも盛り込まれた名作。 超イギリステイスト。



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