長谷川です。
ふらっと立ち寄った行きつけのカフェの店長と
教育の話になり、店長からこんな話を聞いたので要約してお伝えします。
~幼児にテレビは百害あって一利なし!~
テレビというものがあって当たり前の時代になっている。
子供の頃からテレビを見続け、
少なからず「映された映像から学ぶこともあるだろう」
と思っている方もいると思う。
それが大いなる過ちだとも気づかずに。
テレビは、幼児期においては単なる光の明滅にしか見えていない。
幼児がテレビを見てなんとなく見入っているように見えるのは
激しい明滅に何が起きているのか気になってしまうためでしかない。
例え、画面から言葉が発せられたとしても
その言葉を受け取ることはない。
なぜなら、言葉を覚えていない状態ではそれは言語として
脳に入らないためだ。
また、例え判別できた言葉があり
幼児から返答をしても、テレビが答えることはなく
『コミュニケーション』として成り立たない。
すなわち、幼児期の子供にテレビを見せても
脳は発達せず、ただ繰り返し光の閃光を見ているだけに過ぎない。
~『コミュニケーション不全』の原因に!~
言葉を覚え始めた3歳ぐらいからの子供にとってテレビは
いかなる存在なのだろうか?
これもまた、情報をただ垂れ流すだけの存在にしかならず…
子供から応答する機会はないため、受け答えをすることを
脳が覚えなくなる。
しばらく見続けた子供は、たとえ親が声をかけても返事もしなくなる
そして、親との会話のとき
ただ物の動きしか捉えられない状態になってしまう。
本来、言葉は5感から覚えるもの。
親が「してみせて」子が同じようにすることで覚えていく。
物をふれたり、感じたり、聴いたりすることが言葉を覚える切っ掛けになる。
映像を一方的に見せても覚えられない。
ただ、映像を見続けた子供は、言語が習得できず
言語がなかなか覚えられなくなる。
数年間、続ければ、『コミュニケーション』をとらない子供となり
自閉症となってしまう危険性すら伴う。
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話はこんな概要だった。
店長は、元々、専門家により教育的なアドバイスを受けていたそうな。
言葉の覚えが遅い子供は「テレビが原因している」と言っていた。
店長は、
アドバイスを受けたあと、家からテレビを撤去したという。
実際、テレビを長時間見ると子供の言語能力が低下することは
科学的にも証明されている。
以前、東北大加齢医学研究所の
川島隆太教授(脳科学)と竹内光准教授(同)らのグループにより
子どものテレビの長時間視聴が、言語知能などをつかさどる脳の前頭極に
悪影響を与えるとする研究結果を発表しています。
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~人から「考えること」を奪う機械~
私にとって、テレビとは…
一方的にひとつの意見をただ垂れ流すだけにしか思えないため
人から「考えること」を奪う機械でしかない、と感じている。
特に何かニュース性のある事件が起きれば
どこの局でもくり返しそれをやる…。
ニュース性というと聞こえはいいかもしれないが
パッとテレビをつけたとき、目につくものは
奇っ怪なもの、グロテスクなものにならざるを得ない。
そのため肉親を殺すなどの信じがたい凶悪犯罪事件や
芸能人が覚せい剤に手を出したなどの驚愕の事件ばかりになる。
これでは、長時間テレビを見ていると精神的におかしくなる。
そして本来、家族の団欒の時間であるはずの
19時頃から、エンタテイメント性の強い番組を流し、
精神を落ち着かせる・・・しかし、必然的に家族の会話はなくなる。
そして22時からまた凶悪事件の垂れ流し。
人の思考能力を奪い、日々、洗脳している。
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店長はこんなことも言っていた。
~勧善懲悪のヒーローものアニメに潜む危険性~
戦隊もの、ヒーローもののアニメも有害。
なぜなら、善悪の価値観を教えていない子供に
世の中に「悪」がいることを強烈に教え
その悪は懲らしめなければならないと脳に叩き込まれる・・・。
そして、家の中で暴れる原因ともなる。
大人にとってみれば、一つ一つの行為をもって
「これはよくない、これは問題だ」というように物事を
選り分けて判断している。
初めから全てが悪の人間など存在しない。
このような誤った価値観で染まった子供が大人になると…
『総理大臣は、「悪」で殺さなければならない』
と思ってしまう気がしてならない。
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