飛翔する日本 ~巧妙な秘策~【資源 レアアース】 | 日本と中国の真実に迫る!

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おはようございます。


前回に続き、経済関係のお話をします。


今回のテーマは『レアアース』です。


まず、レアアースとは…

31鉱種あるレアメタルの一種で、17種類の元素(希土類)の総称。


経済産業省のホームページに分かりやすい図が載っていました。

現代の産業の要になるモノであることがよくわかります。





〇習近平氏

「中東に石油あり 中国にレアアースあり」


2008年まで、レアアースは
全世界の30%以上を中国が生産
そして日本は90%以上を中国に依存していました。


下記、2008年のレアアース埋蔵量と生産量です。


共産中国が
これほどまでに革命的な生産物を手にしたことは
かつてありませんでした。


国家主席習近平氏は

「中東に石油あり 中国にレアアースあり」
国威発揚に使い、またそれを外交カードに使ったのです。



〇非道!日本への輸出規制をかけた中国


中国は、2010年7月に

レアアース輸出枠を大幅削減し、
同年9月の沖縄・尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件後には、
対日経済制裁とみられる事実上の禁輸措置を取りました。


本来、需要のあるところには

貿易を開き促進することが

大国としてのあるべき姿なのですが
完全に外交カードとして使ったのです。



〇日本と欧米の反撃!


あまりの強硬姿勢に、日本と米国、EUは

2012年3月に共同提訴し、中国がレアアースを対象に

導入している輸出税や輸出数量制限が

「WTO協定などに違反する」と主張しました。




〇日本の次なる一手!

レアアースに頼らない産業の構築


2012年、日本は、官民を挙げて「元素戦略」

銘打った新たな筋道を立てました。


内容は、政府系機関や民間企業は、
レアアースを削減しても、レアアースを使用する製品と

同等の性能が発揮できる製品の開発を行ったり

また、レアアースのリサイクル技術の開発を加速させたり、

レアアースの備蓄を増進したりと数々の戦略を立てました。


必要なレアアースについては

中国以外からの分散調達を加速させました。


※「元素戦略プロジェクト」 文部科学省実施事業




・日立が開発したレアアースを使わない産業用モーター





・レアアース不要モーターを開発!




・日本の数々のレアアースに頼らない産業構築の秘策



〇ついに中国を屈服!


さらに!

日米欧はWTO提訴に加え、米国産レアアースの調達拡大など
によって中国依存からの脱却も進めました。


このため、中国レアアース業界は

大幅な在庫を抱えるなど苦境に陥り、
経営破綻する業者も目立ち始めていました。



こうした中で

中国産レアアースの価格が数十%も下落。
国内の過剰生産と過剰在庫が
ダブル、トリプルパンチとなって

中国のレアアース業界は疲弊。


中国紙、21世紀経済報道によると、

輸出減少や価格下落などを背景に、
中国のレアアースは2014年、

業界全体として初めて赤字に転落…。



そして、2015年7月には中国の影響力が

縮小したことが一部メディアのみで報道された・・・







○●○●○●○●○●



中国の横暴な反日政策が裏目に出て

日本と欧米の見事な戦略的勝利となりました!!


日本の底力を見せつけたレアアースを使わない機械の発明も

功を奏したといえます。




〇新たな策を模索する日本


昨年、調査機関により、小笠原諸島の南鳥島で

中国で獲れるレアアースより濃度の濃いものがあるということを

突き止めました。各種調査も始めています。










「国家的な非道は

いずれ天罰が下る」、ともいえる

レアアースの中国の所業。


「中国による南シナ海、東シナ海での

国際法を無視した他国への主権侵害」も

いずれ鉄槌が下るのだろうと思います。


この事例をみても

日本は、こういった環境に貶められると

その反動で、

「比類のない技術力が自らを高め、跳躍した」

のだと思いました。


海底資源の開発などをさらに進め

中国にこれ以上、何かいわせないことが

必要不可欠でしょう。




※経済産業省 産経新聞社のデータを基にしています。


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