高次の世界へ至ろうとする人は、修行を通して、魂が自分の「思考・意志・感情」を支配する能力を獲得していかなければなりません。

それは、第二の自我「なぜ道徳的修行が必要なのか」参照)が生じたときにも、不動心・信頼感・公平さを失わないように、また、この第二の自我に強さと支えを与えるために必要となります。

霊的修行者にとって大切なのは、事実に即した態度です。

 魂が勝手な思考にふけろうとしたら、物質的世界では人生の現実が軌道を修正してくれます。そうしないとまともな人生が送れなくなり、否応なく魂は人生に応じた考え方をするように促されます。 が、高次の世界に目を向けたとき、その世界は軌道を修正してはくれません。思考自身が自分で軌道を修正するのでなければ、思考は迷走してしまいます。

 したがって、自分で自分に方向と目標を与え、内的な堅固さを保持し、対象にしっかり留まり続ける態度を身につけられるようにしていきましょう。

期間:数ヶ月
時間:毎日少なくとも5分間以上
対象:複雑なものではなく、単純で身近な日常使用する物質(鉛筆など) ※毎日同じでも、新しい別の対象を選んでもよい
例:
  • 鉛筆はどんな素材で作られているのか
  • その素材はどのようにして用意されるのか
  • 素材をどのようにして鉛筆に仕上げるのか
  • いつ鉛筆は発明されたのか 
など、対象以外のことは排除し、対象についてのあらゆることを思考する


 このような思考作業は、どのようにして人類が生じたのかとか人生を生きる意味は何かということを考えるときよりも現実に即しています。これは内なる力によって具体的に思考することへ繋がります。具体的であろうとする思考習慣を保つため必要なことです。