生まれてからは無我夢中、
目の前のことを必死でこなす毎日でした。
その日は予定日から9日遅れでやってきました。
もし予定日から10日が過ぎたら、
お医者さんからは「陣痛促進剤を使っての出産になる」と言われていたから、
お腹の中の赤ちゃんには「お薬使うまでには出てこようね~」と話かけていました。
そんなママとパパの言葉がちゃんと聞こえていたのか、
促進剤を打つ予定だった日の前日、
早朝4時、陣痛で目が覚めました。
「おっ、ついに♡」
待ちに待っていたから、陣痛がきたのが嬉しくて。
3日くらい前から茶色のおしるしのようなものがあって、
「もしかしたら…?そろそろかな~?」なんて思っていたら
当日はトイレに行くと赤いおしるしが。
お腹の痛みは10分間隔くらい。
病院に電話してドクターに様子を伝えること2回、
しばらく家で様子を見つつ、もうすぐ陣痛間隔が5分になりそうだからと
10時に病院へ来るようにと言われました。
家のあるクイーンズからマンハッタンまでは車で30分くらい。
ちょうど朝9時台。
渋滞もあるかもしれないと早めにカーサービスを呼んで病院へ。
途中、セントラルパークの前にさしかかって
「あともう少しで病院!」というところで
まさかの警察の検問。
どうやら右折するのに交通ルールをやぶってしまったらしいドライバー。
違反切符を切られてる間、しばしの待ちぼうけ。
後部座席で陣痛に耐える私。陣痛はすでに5分間隔。
まだ痛みは耐えられるし少しは余裕があったから
こんな漫画みたいな展開に「あとで笑い話になるなぁ」なんて思っていました。
つづく。




