エレクトーンが習いたかった。 | マーサのブログ♪

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子供の頃、ピアノを習っていたのだけれど。

エレクトーンが習いたいとずっと思っていた。


当時通っていたピアノ教室では、

ピアノを習っている子も、エレクトーンを

習っている子もいて、同じ部屋でお互いの

レッスンの様子を見れるようになっていて。

(自分のレッスンの開始時間前でも、教室に

入れるようになっていた、という方が正しいかも

しれない)


そこで目の当たりにした、

エレクトーンを習っている友人の

練習内容と、教則本。

たくさんの流行りの曲と、キラキラした音色。

楽譜に書かれていたかっこいいコードネーム。

足(ペダル)を踏めば、ベースラインの

感じもわかる。

羨ましくて仕方なかった。

エレクトーンでいろんな曲を、

プリセットで入っているいろんな音色を

組み合わせていろんなアレンジを

取り入れて弾けた方が絶対楽しいもん。

音楽記号を覚えるより、コードをたくさん

覚えた方が絶対役に立つもん。


一方ピアノを習っていた私は、

よくわからないバイエルやブルグミュラー、

ハノン。なんだこれ。指の練習ばっかりじゃん。

ぜんっぜん楽しくない。

ポップスをピアノアレンジした楽譜もあるけど、

弾いてみるとやっぱり寂しいし、華やかさと音数では

エレクトーンでの演奏には絶対敵わない。


こんなの、みんなを楽しませてあげられない。

エレクトーンで、テレビで流れているような

イマドキの曲を弾いて、喜んでもらいたい。

みんなに楽しんでもらいたいのに。

私がブルグミュラーの曲を完成させて

弾いたところで、ショパンのノクターンを

頑張って練習して弾いたところで、

「ふーん、うまいね」とは言われるかも

しれないけれど、「その曲知らないし〜」

っていう「白けている相手の本音」を

感じとってしまう。


でも、今更「エレクトーンが習いたい」

などとは言えなかった。

だって我が家には、アップライトピアノが

昔から鎮座していたし、厳しい家だったので

おそらくエレクトーンは許してもらえないだろうと

思い、諦めていた。

エレクトーンを習いたい気持ちを抑えて、

ピアノを続けるしかなかった。


今でも思う。

音楽活動、バンドを続けるに当たって、

コードをたくさん知っていることは

必須だと思うし、大人になってからの

音楽活動初期にコードそのものやコード進行、

アレンジを勉強した時に結構苦労したから。

「子供の頃に思ったことは正しかったなー」

と。


でも、かろうじて「たま」の影響を受けて

中学生時代にギターの練習を始めて

コードに触れていたから、それは良かったのかな、

と改めて思った。


私の音楽人生、結構遠回りだったな、と思う。

それでも何でも、今まで以上に音作りは

真剣に楽しんでいくことに変わりはないけれど。


最近思い出したことを、つらつらと書きました。

お読みくださりありがとうございます。