美白ブームで、みんな「色白」に
なりたがっているけど。
「色の白いは七難隠す」って
言われるけど。
私、全然そうじゃなかった。
特に子供時代は。
私の肌色は、青みがかった肌色。
パーソナルカラーでいうところの「冬」タイプがベースになっている。
だから、よく、まわりの大人から、
「あら!あなた顔色悪いわねえ~!大丈夫!?」
って言われることはしょっちゅうで。
(実際は、風邪ひとつ引いてないのに)
しかも、体重30キロ代後半のガリガリ。
特に男子から「もやしっこ」とか、「ガリガリだ~」とか、
すごくからかわれてきた。
こんな青白くて貧相な体形で、身体が弱そうな、
ひょろっとした自分、全然かわいくない。だいっきらい。
太りたくて仕方なくて、しかも、顔色のいい、
たくましい子供になりたくて。
で、この時期になるとよく思い出すことなんだけど、
両親共働きだったし、夏休みは、お盆の時期に
父の実家のある長野県(真田丸で有名な上田市ね)に
一週間くらい出かけて、それ以外どこにも行かなかったの。
海にもプールにもね。連れてってくれる人もいなかったし。
一緒に暮らしてた祖父母は、海やプールなどの水場が
ダメな人だったみたいで。
かといって、外に遊びにいくのも許してもらえなかったし。
だから、夏休みが終わる頃でも色白のまま。
新学期が始まると、友達にも先生にも、
「白いなあ~、もっと遊んだらどうだ」と毎年からかわれる。
内心、「何よ、こっちの気持ちも知らないで!」とは思うけど、
言っても仕方ないから、笑ってごまかして、聞き流す。
こんな現象が、中学2年くらいまで続いたかなあ。
今も、やっぱり色白コンプレックスがあって、海やプールに行くと、
ココナツの香りが強い日焼けオイルをバシャバシャ塗って、日焼けする。
(最近は熱中症対策で、陽が落ち始める午後2時ごろから
泳ぎ始めることが多いけど)
海外などで、あまりにも陽射しが強かったら、
日焼け止めを塗って、日焼けする。
(変な話なんだけど、そうすることで、肌が真っ赤になるのは
少なくとも防止できる)
それを友人に話したら、驚愕された(爆)
「今はいかに焼かないか、っていう世の中なのに!!」って。
ああ、こんなところでも、いらない感情、
未消化の感情があったんだなあ、と思う。
でも、私にとって、「夏に日焼けしない」ということは、いまだに
バンジー。
今年も、江ノ島リピートしたり、家族でプールに行っても
さほど焼けていないけど・・・。
私の地元は、田んぼばかりの田舎。
学校の先生や、大人たちは、
「たくましくて、農作業に耐えうるような丈夫な子」を
たくさん作りたかったのかなあ、と思う。
でも、私はそういうことをするために生まれてきたわけでは、
恐らくないようだ。
弱々しくてもいいか。
細くてもいいか。
たくましくなくてもいいか。
色白でもいいか。
やっと、そう思える。