当院での新型コロナウィルス感染症対策について



当院では日機装というメーカーの

深紫外線LEDを使って新型コロナウィルスを不活化する機器を導入して院内の消毒、殺菌につとめております。


この深紫外線LED機器が開発され、

実験によって効果が実証されるまでの

ストーリーにご興味のある方は下記

内容をご覧ください。


以下、日機装のホームページからの

抜粋です。


日機装が深紫外線LEDに着目したのは2006年のこと。当時、研究者の間で、紫外線は365nm以下の短波領域での実用化は技術的に難しいとされていました。しかし、その将来性に大きな期待を寄せていた当社は、のちにノーベル物理学賞受賞者となる、天野浩教授(名古屋大学)の指導を仰ぎ、2008年、初めて深紫外線LEDの発光を確認。さらにその3カ月後には、1mWの安定的な発光に成功しました。

そして2010年にはついに外部量子効率※3%超の安定的な発光を達成し、実用に耐えうる性能・品質の実現に至りました。他の研究機関や企業での実績は1%程度という中、世界記録を一気に更新するこの結果は、一躍業界の注目を集めることとなりました。


以下、日経新聞からの抜粋です。

こうして生まれた深紫外線LED 宮崎大学は、航空機部品製造の日機装と共同実験で、一般的な紫外線より波長が短い紫外線「深紫外線発光ダイオード(LED)」の光を新型コロナウイルスに照射したところ、感染力を低減させる効果が確認できたと発表した。宮崎大は病院などのクラスター(集団感染)発生を防ぐ技術として役立つとして宮崎大医学部と日機装の共同実証実験で明らかになったという。実験は医学部の講座を中心に4月から、新型コロナを含む液体をシャーレに滴下し、深紫外線LED30秒照射したところ、ウイルスの感染力(感染価)が99.9%以上低下するデータを確認できたという。

深紫外線LEDは日機装の空間除菌消臭装置「エアロピュア」に搭載され、1月から販売されている。同装置はインフルエンザや肺炎球菌の感染予防を主な目的に開発された。