前回、報告しました、極寒の海外旅行先で
顔面神経麻痺を発症した患者さんは、その後4回目の治療が終了したところですが、
今の課題はオデコのしわ寄せ、片目つぶり、食事の時に口の中の物がこぼれるかどうか、と言ったところです。

オデコのしわ寄せは鍼治療開始前は全くできませんでしたが、現在は左右差はあるものの、しわ寄せはできる状態です。

片目つぶりもまだ無理なのですが、両目を
同時につぶって、だんだんスピードを早くして、なるべく健康な側のまばたきのスピードに近づけるというリハビリに取り組んでもらっています。
こちらも鍼治療開始前よりはだいぶ上達、
回復が見られています。

口の中の物がこぼれるかどうかが、ご本人としては一番回復の実感があるようで、良くなったと繰り返しおっしゃっています。

発症4ヶ月目という遅い時期から鍼治療を開始したので、
まだまだ完治には時間がかかりそうですが、全般的には90%以上と言って良い回復になる見込みです。

私もホッとしています。

関鍼灸院
http://www.sekihari.com/