たまにはオシャレしたら
と 娘が時々節目に衣類を送ってくる
普段着は経歴から登山ウエアーが多い
多少擦り切れていようが
機能性に満足し 10年超えも多々
サイズさえ合えばトレンドには無頓着
たとえばモンベルなんかカラーで新旧が解る
別に惜しいからでもない
身の回りにあるものは
トコトン使いこなそうという心理
リーマン時には背広は長く着ても
ワイシャツの首や袖の落ちない汚れは即廃棄
でも 高齢になっては気遣い無用
社会生活に遠縁となってからは
季節毎に2~3着あれば事は足りる
「他人に良く見られたい」なんて微塵もない
この服にはこのバッグ
この色にはこの靴 なんて
女性には気苦労が多いようだ
着々と衣類整理をする90歳超えの母親
しかしながら
着物タンス2棹には手を出していない
20歳の人には20年の重なった思い
90歳の人には90年分の思いがある
昔は婚礼タスに着物が持参品
着る機会も少ないのに季節ものから
家紋入りまで あることあること
断捨離とはいうものの
人生も積み重ねた数は 複雑です
「形見分けするから」なんて昔の話で
着物姿は
成人式とか子の入学卒業くらいだろう
断捨離と人生の思い
深くて重い・・・