美術館の絵 2年ほどまえ、 上野の美術館に行ったことがある。 人だかりのしている みんなの お目当ての絵画の近くに 展示されている他の絵を 観ていたら ある歌を 思い出した。 ♪さすらう間に 日は暮れ 石の上の仮寝の夢にも なお 雨を望み 主よ 御許に近ずかん♪ この絵を 毎日 犬と観ていた少年がいた。 この讃美歌を 人生最期の歌にした 人がいた。 私は、鉛筆とノートを 最期に 持っていたいな。