俳句だいあるりぃ 25 ~夏の月~ | あいらぶありす

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2019年9月26日
お星さまになったありす姫(享年12歳7ヶ月)と
2021年1月2日
お星さまになったチョコ
たん(享年14歳4ヶ月)と
家族のために一生懸命な
パパ & はすなこと橘まゆの日々のブログです♪


「 夏の月 アベマリアの 調べかな 」




遠い日の夏、
私は、教会の日曜学校のお姉さん
として、子どもたちと
夏休みに、軽井沢の別荘に
来ていた。

子どもたちは、親御さんからお預かり
している淑女ばかり。
あの夏休みの月も、白く輝いていた。

楽しい楽しいキャンプファイアが
終わり、後片付けを終えたあと、
コーヒーを飲んでいたら、
隣に 日曜学校のお兄さんが
並んで座った。
澄んだ空気の中を、
どこからか、アベマリアが
流れてきた。

「キャンプから 戻ったら、
うちの父に 会ってもらえませんか 」

当時、おつきあいしていた
このお兄さんからの突然の言葉。

某国立大で、水産学を修め、露語も
1年でマスターするくらい真面目だった
お兄さんは、私には 不釣り合い。
「考えさせて…… 」と私は、
返事をした。

その日、7月29日。
別荘に戻ると、英セントポール大聖堂の
ダイアナ妃とチャールズ皇太子の
結婚式の生中継が、テレビから
流れていた。

子どもたちのキラキラした瞳は、
若く美しいプリンセスに
釘付けだった。

「 魂を 縫い込み まとう 白薔薇 」

結婚は ギャンブルよりも
おそろしい((((;゜Д゜)))😨