あれから時間がたって無事、入学式は終了した




「はぁー疲れちゃった」



「あたしもー」




ふたりで教室に戻る



このあとは挨拶をして解散するだけだから早く帰れる




私と麻衣の席は残念ながら離れてしまったけど窓側の一番後ろを確保した



やったぁーって感じ



私の周りには同じ学校の友達や他校の知らない人がいる



右隣は同じ学校の吉田君



仲良くしててよかったぁ



前の席の娘は他校の知らない人



左隣は…あれ?




いない…





どうして?





皆、揃っているのにポツンと一つ空いた席




誰なんだろう?







まぁいっか?





いづれは分かることだしそれまで本でも読んでよう♪




私が今ハマっている小説はズバリケータイ小説!



現実とは裏腹に超乙女チックに描かれている物語



それにキュンキュンしてしまう私




夢があっていいよね



現実なんてどうにでもなっちゃえって思っている







「おーい」





……ん?






「おーい、聞いてる?もしも~し」







あれ?




空耳じゃなかった





静かに左を見る私




「!!?」




う、嘘でしょ?




なんでここに…朝の人がいるの!!?




「おはよ」




いやいやいや!




『おはよ』じゃないから!




「俺の名前“小野寺祐輔”よろしく」




「…は、はい……?」




自己紹介しなきゃだめだよね?





「…えっと、私は崎森莉奈です…よろしく?」





あれ?



最後、疑問系だった?





そんなことを思っていると小野寺君は突然笑いだした





私なんか言った?







「っくく…放課後ここで待っててね」




「分かりましたから、笑うの止めてください」




「よーし、お前ら席についたか?」



あ、先生が来た



てか、若くないですか?




「今日からお前らの担任になった東藤健一だ、一年かんよろしな」



「おぉー!!」




皆、叫びすぎなのでは?





「そういえば莉奈はどこ出身だっけ?」


「南中だよ」




「彼氏いねぇよな!」




何故、彼氏いないと断定したんだ?



「じゃあさ………」


!!?




《つづく》