販売力、営業力、交渉力 -2ページ目

販売力、営業力、交渉力

営業力とは―まずコミュニケーション能力を学び、販売力が発展し、交渉力へと導かれるものだと思っています。まだまだ至らない『今の』私は。


テレアポはとにかく件数だ! かけてかけてかけまくれ!



・・・といった根性論を完全否定はできません。重要な要素のひとつではありますから。



件数を追うことそのものに慣れていない人、断られることにまだまだ怯えてしまう人、


要は営業としての経験が浅い人にはひたすらアプローチさせるのも大切なことですが、


この項で書くのは、そこをある程度は乗り越えられている人向けの内容だと思います。



テレアポで最も重要なのは、実際に話す電話の内容ではありません。


事前にテレアポ対象者の事をどれだけ知っているのか。つまりは事前準備だと考えています。



当たり前と言ったら当たり前の事なのですが。

テレアポは対面するもっともっと前の話。完全に「はじめまして」の第一段階となります。


世に溢れているテレアポマニュアルには、

真っ先にメリットを伝えて話を膨らませろ! といった表記を見かけますが、



「こういう時代」です。それが逆に不信感を生んでしまう事がむしろ多いと私は感じています。



「あ、この人はうちの事を知っている。うちの状況をわかってくれる」

と、お客様に瞬時に思わせる事ができるかどうか。



同じ1件アポを取るために100件電話するよりも、10件かけて1件取るための方法論を講じよう。

その方が訪問後の成約率も高まるし、営業としてのスキルも高まる。そういう考え方です。



このテーマの続きです。 ⇒ 企業ホームページの着目点


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この記事 で書きましたが、以前もブログをやっていた事があります。何年も前の話です。


その時と比べて、書いている文章の質というか何というか・・・とにかく変わったなあと感じます。



つい最近、友人に言われた言葉で非常に印象に残っているものがあります。


「良い意味で落ち着いた。悪い意味でトゲトゲしさがなくなった(笑)」



根本に変わりはないのでしょうが、営業そのものに対する考え方にも変化があるのだと思います。

ただ、それは退化ではなく進化したのだと、自分ではそう思いたい。思いこみたい、ですよね?




変化と謙虚さ  こちらの続きとなります。




変化というのは成長という言葉に置き換えても差し支えはないのだけれど、

これは、営業マンの存在価値を示す数字とは別のものとして、私は考えたい。


別の言い方をすれば・・・


全く数字が上がっていないのはわかっている。だから、今の結果なんてどうでもいい。

じゃあ、今のやり方は間違っているということだよね?

だったら、どこを改善すれば正しい方向に向かうのかい?そういうことは考えている?



こういうことだ。理屈は非常に簡単だと思うが、



自身を客観的に見つめ、行動を改善できる人はなかなかいないと私は思っている。



思っているからこそ、現状の営業としてのスキルうんぬんは完全に別として、

評価すべきポイントだし、他社員に与える影響を考えても必要な人材だ。


彼は、日々、それを感じさせてくれた。

言葉遣いひとつ採ってもそう。行動予定を聞いてもそう。訪問件数を聞いてもそう。


結果として、数字はついてこない。ただ、それはあくまでも結果論。

間違ったプロセスさえ踏ませてないのだとすれば、結果がでないのは上の責任なのだから。



―うちの会社も一般的な営業会社にありがちな大量入社・大量退社のスタンスだったから、

彼が入社してからも随時求人募集はかけていたし、合わないと辞めていく人も常にいた。


雑務は新入社員が全て行う、という部課ルールで動いていたのだが、それを彼が覆した。



全て自分にやらせてください、その代わりに、営業の事を色々教えてもらっても良いですか?



責任者である私であり、自分にとっては後輩社員でありに頭を下げてきた。

私に異論はなかった。後輩社員たちは苦笑いしていたのをよく覚えている。


彼は誰よりも早い時間に出社してきた。雑務をこなし、何かしらの資料を広げる。

次々と出社してくる後輩社員たちのところに持っていきプレゼンのロープレを行い、


ダメ出しを、食らっている。怒られている。嘲笑のような声も聞こえる。

ただ、彼は頭を下げ、ひたすら頷いていた。表情は見えないのだけど。



―それから1年後ほど、どうなったかだけ書いてみると―


安定して成果を出せるようになった彼に役職を持たせた。

彼が指導して「もらっていた」後輩たちを彼の下につけた。


後輩たちの何名かは即座、辞めると言いだした。彼の下は嫌だと。

彼の下が嫌な理由は―勿論、直接的な言葉は出さないけれど、



自分が教えてやっていたヤツの下になんかつけるか!

という、卑小な感情が大きかったと私は感じた。残念ではあるが。



でも、これが人間の当たり前の感情かな、と思う。

第三者的な立場で見ていたが、私がもしその立場におかれたら―


―そう考えるが故に、彼が後輩に頭を下げた行動は何よりも評価に値する。

誰にも真似できない、人間としての謙虚さ。ヒューマンスキルとして。



今現在は私も彼も別々の道を歩んでいるが、久しぶりに会いたくなった。

上司、部下の関係を抜きにして。謙虚な姿勢で彼の話を聞いてみたいと思う。




『数字との付き合い方』   続きです。



結論から書いてしまえば、彼が独り立ちできたと言えるのは入社10ヶ月目の事だった。


直接の指導はチームリーダーに任せているので私が関与することはなかったが、

傍目から見ているだけで、気の毒になるような日々がずっと続いていたと思う。


朝の行動予定の発表から”ツメ”られる。訪問件数が少ないと”ツメ”られる。

時に、人格否定されたかのような言葉で”ツメ”られる。その繰り返しが続く。


誤解なきように。チームリーダーはリーダーなりに意図してやっていることで、

怒鳴ることが目的で怒鳴ってはいない。目的は彼を成長させたい、その一点だ。


ただ、これが行き過ぎると普通の人間は怒られる事で感覚が麻痺していってしまう。

変な意味でツメられ”慣れ”てしまう。行きつく先は、考える事を放棄してしまいがち。



それをフォローするのが、営業責任者たる者の責務なのだが・・・



正直、成果だけ見れば彼が会社に残る理由はなかった。

彼の中でも何度となく辞めようかと自問自答したに違いない。



それでも会社が残したのは、彼自身が踏ん張れたのには、二つ理由がある。


昨日より今日、今日より明日、節目の時。微々たるものだが、着実に変化していたから。

自分より後に入社してきた後輩に、頭を下げて教えてもらいに行く謙虚さがあったから。



続き ⇒ 社内、営業