結婚して初めてのお盆。
夫の実家に帰ってお墓参りをしてきます。
自分のことだけ考えて、
夏休み!!って浮かれてた昨年までの自分を思えば、
まぁ、大人になったのだろうか?
少し奇妙な感じもしますが、
まあこういうのも良いのかも
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お盆には田舎に帰る、
そういう日本的な風習に、
田舎というものがなかった自分が、参加するようになれたことも、嬉しいことだと思います
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最近読んだ本。
「僕と妻の1778話」
眉村卓 著
集英社文庫
作者の眉村卓さんが、
癌で余命宣告された妻に、
亡くなる日まで毎日、1日1話の短編を書いて贈った全1778話の中から、52話をおさめたショートショート集。
このエピソードは草なぎ剛と竹内結子主演で「僕と妻の1778の物語」という映画になっています。
映画を見て、
原作を読みたいなぁと思っていてようやく読みました。
奥様を元気付けようと、1日1話。
5年間頑張られたそうです。
メモリアル集ということで、
1話ごとに作者のコメント、
この話はこういう心境で書いて、妻からはこんな批評をもらった、等の
解説がついています。
SF作家さんらしく、奇想天外なお話が多くてつい笑ってしまう感じ。
でも、
奥様が意識をなくされてからの最後の3話くらいから、
作者の苦しみや、寝不足の痛々しい姿が、お話を通しても伝わってきます。
最後の1話は、
奥様が亡くなった日に書かれた作品なのですが…
映画を観た方は、ご存知ですよね。
最後のページをめくった途端、涙が込み上げてしまいました。
あとがきに、
この1日1話をやり始めたのは、
眉村卓さんの、
奥様のために何かしたい、
でも自分には書くことしかできないという気持ちと、
奥様の、
自分の病気の間も、書くことをやめないでほしいという気持ちが
合わさって生まれたのだという、
作者の娘さんの談。
まさに、2人で作った1778話なのだなぁと思いました
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作者も奥様も、作品に関してはけっこう冷静で、
世に出せるレベルにしようとなかなか辛口批評ですので、
ネタ作りや短編の創作の参考にもなるかもしれません。
最後の1話が気になる方もぜひ読んでみてくださいね
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それではまた。