「子どもの図書館」 | 物語の庭

物語の庭

.
.
.
カフェと図書室、わたしの人生。

今日は台風で
一日家にいる覚悟を決めました汗


たまった家事を適当に(笑)片付けた後は、
本とお茶の時間ですラブラブ


photo:01


くるみのマフィンを焼いて、カモミールティーをいれました。

このマフィン、普段お菓子なんて作らないわたしが、
作ってみて、
美味しい!と言ってもらってから、
こればっかり作ってるにひひあせる
ので、とても早く確実に作れる唯一のやつ。

焼きたてはほんとに美味しい星

こういうレパートリーをもっと増やしたいものだ。



今読んでいるのは、
「新編 子どもの図書館 石井桃子集 5」
岩波書店


物語ではなく、
ちょっとマジメにお勉強ですにひひあせる

石井桃子さんの本を今いろいろ図書館で借りて読んでいます。

石井桃子さんは、
児童文学作家であり、
海外の児童文学を翻訳したり、
自宅に「かつら文庫」という子どものための図書室を開いたり、
現在の子ども向けの出版社や図書館に多大な影響をもたらされた方。

この本には、
「かつら文庫」を発足するきっかけや、
7年間の活動の記録、
また、石井桃子さんが思う、
子どもの本、子どものための図書館とはどうあるべきか、といった考えが書かれています。


子どものための本を作る大人が、
子どもから離れていてはいけないとし、
どんな本が子どもに喜ばれるかを見るために、
実験的に開かれたかつら文庫。

子どもたちがそこで生き生きと本を読み、どんな豊かな時間を過ごしたか、
目に浮かぶようで素晴らしい記録でした。

読んだ後の感想文はなし、
どんな本を借りるかは自分で選ぶ。
やはりこれが、
子どもにとって1番楽しい読書のあり方。

大人が、
子どもにとっていい、と思う本を
子どもが喜ぶかどうかは、
また別であって、、

子どもが大好きで喜んで読む本は、
世界中、いつの時代でも、
いいものはいいと、
変わらず読み継がれているのだなぁ、ということもわかる記録です。


石井桃子さんは、
当時日本の絵本によい本が少なくて、
外国の絵本をその場で訳して子どもたちに読み聞かせたら
とても喜んだそうで。
そこから、どんどん外国の児童書を翻訳して出版するという動きにつながるんですが、
そんなことをしてくれる人が近所にいたら、
そりゃあ喜んで子どもも本を読んだだろうなぁーと、

当時は公共図書館がまだまだ少なかったから、
今の方がずっと環境は恵まれているものの、
やはり、かつら文庫で育った子どもたちがうらやましいと感じます。


とってもいいエピソードがつまっていて興味深く読みましたニコニコ