「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」 | 物語の庭

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カフェと図書室、わたしの人生。

来月からまた働く場所が決まりました。


新しい環境は、不安もあるけど、わくわくします。

どういう生活スタイルにするかをどうにでも自分で選べるという贅沢な状況に
いろいろと考えてみたのですが、

週末は時色で癒されて、
平日はコツコツ働くこのスタイルが、
やっぱり自分には合っているんだなって思いますニコニコ

人それぞれ、自分に合ったスタイルで、
好きなことと向き合っていけることが、
幸せですね。


さて、
最近読んだ本のことを。


偶然2冊連続で、猫が出てくる本を読みました。

まずはこちら。
photo:01


「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」
万城目 学 著
ちくまプリマー新書

かのこちゃんというおちゃめな小学生と、
マドレーヌ夫人というかしこい猫のほのぼのした日常系ファンタジーでした。

かのこちゃんにはかのこちゃんの世界があって、友達がいて、
マドレーヌ夫人にもマドレーヌ夫人の世界があって、猫同士の付き合いがあったりします。

それぞれに事件が起きますが、
言葉は通じなくても微妙にわかりあい、助け合い、信頼しあう2人。

後半は、不思議な力で巻き起こす「猫の恩返し」なよいお話でした。

かのこちゃんは、すごく自分の世界を持っていて、
少し変わってる、と思われるようなことが好きだったり、してしまったりするんですが、
それがとてもチャーミングなんです。
かのこちゃんの個性ですからね。

かのこちゃんの世界、その魅力を理解してくれる両親、友達のすずちゃん、学校の先生がいることが、物語をとても微笑ましいほのぼのしたものにしてくれているなぁ、って思いました。


もう1冊、とても似た部分のある猫の本を読んだので、
続きは次回音譜