読書の会メモ「ミシン」 | 物語の庭

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カフェと図書室、わたしの人生。

第3回読書の会で紹介された本。
まずはマイコさんの紹介本です。

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「ミシン」
嶽本野ばら 著
小学館


【どんなお話?】
「世界の終わりという名の雑貨店」は、主人公の男の人が始めた雑貨店に来た女の子との切ない恋の話。

【印象に残ったセリフ】
雪が降っていることを君に伝えたいというこの想い。この想いだけを僕は大切にしていれば良かったのです。

【どんな人におすすめ?】
可愛くて、切ない怖いものが好きな方

【感想など】
日常になく、遠いものな様で、リアルに感じる物語です。
主人公たちの生き方に涙しました。
怖くてすてきなお話です。


前回に引き続き、嶽本野ばらさんの本を持ってきてくれたマイコさん。

この本は嶽本野ばらさんの処女作で、
「世界の終わりという名の雑貨店」と「ミシン」のふたつのお話が入っています。

ロリータファッションと思想のお話や、嶽本野ばらさんの目指す「乙女」とは、、いろいろと説明してもらいました。興味深かったです。

実は読書会のあとで、この本購入して読んでみたんですが、とても良かったです。
話の筋は聞いていても、実際読んでみると、この本が1番好きだというマイコさんの言っていたことがすごくよくわかりました。

世間には理解されにくいマイノリティーとして生きる男女が、本当は高潔な人格を持っていて、言葉はなくても愛し合える、純愛の物語なんですね。泣きますね、これは。

また良い本に出会うことができてうれしいですニコニコ
感謝♪