本日は隣接市での火葬でしたが、斎場担当者から、
「あんしんサポートさんはコロナのご遺体は引き受けるのですか?」
「うちはコロナうんぬんでなく、会員さんの依頼しか受けませんから――、」
「ってことは、今日の葬家も会員ですか?」
「もちろん、そうですよ」
「コロナの遺体は引き受けない葬儀社もあるようですから――、」
と千明と斎場担当者間での会話があったようです。
コロナの遺体は引き受けないと宣言する葬儀屋も出始めたようです。
コロナ感染死者数が増えれば、受ける、受けないの問題は出るでしょうね。
葬儀屋は市販のマスクだけで無防備ですから断っても当然なんです。
『コロナ患者の遺体だとしたら――、と考えると』
・担当者は防護服に靴カバー、マスク、ゴーグル(使用した物は火葬)
・密閉式死体袋に入れ、病院内で納棺
・最短時間で火葬
・搬送した車は消毒・・・・って感じかなぁ。
・葬式は骨葬以外ありませんが、この時期は家族だけが好ましいでしょう。
でも、こんな準備をしてる葬儀屋は殆ど無いでしょうし、現状を考えると、物が
あるだろうか? 売り切れで準備できなければ『受けない』となる。
世界で見れば2万人以上が死亡しているのですから、国内感染者が一気に増えた
としても不思議ではありません。その段階で葬儀屋を探すのも大変です。
本来なら『コロナ感染者の葬式・火葬について』の要綱や、葬儀屋、火葬場職員
などへの事前対応の何かがあっても不思議では無いんです。
ちなみに、コロナ感染者なら24時間以内の火葬は可能なはずです。
話しは墓閉じにかわって――、
本日、午後1時から寺墓地の閉眼供養があり、納骨してあった骨壺を石屋さんが
持ってきてくれました。 遺骨は完全乾燥させ粉骨して散骨です。
ブログに何度も書いてますが、墓を管理する寺の住職で『改葬(かいそう)』と
改葬には当たらないの区別がつかないと言うか、知識の無い住職が大半です。
寺の墓閉じは、その度に家族が嫌な思いをし、無駄足を運ぶことになります。
『墓のある行政の許可が必要な《改葬》に当たるケース』
・墓から出して別の墓に遺骨を引っ越す場合です
・墓の種類は問いません(公営、寺、地域や墓地、納骨堂、永代供養墓など)
『行政の許可が不要な《改葬に当てはまらない》ケース』
・墓から出した遺骨を散骨する場合、
・墓から出した遺骨を自宅で手元供養する場合、
この簡単な知識さえ無い寺の住職はとにかく多いです。
家族は我々の話しを聞いて寺に行きますが、寺は行政の許可が必要だと強く言う
から、仕方なく行政に行って確認をする。
墓から出した遺骨は散骨すると伝えれば、行政からは、
「それなら行政の許可は必要ありません」と言われるだけのことです。
それを寺に出向いて伝えても、まだ許可が必要だと言うから、
「ならば行政に直接聞いてください――、」
そして住職が直接連絡して、ようやく不要だと分る。
こんなやり取りを過去に何回したことか――、
更には『たたられるぞ』『先祖を粗末に扱うのか』と暴言を吐く住職までいる。
家族には家族の都合や諸条件があるのです。住職の狭い了見だけで、ものを言う
べきではない。宗教者と名乗るなら、まずは家族を最優先する度量くらいは持つ
べきだろうし、その程度の人間が法話など人にとやかく言うべきではない。
もっと言えば――、散骨、今では決して珍しいことではありません。
墓閉じも珍しいことではありません。
家族は住職のご機嫌を損ねない言い方を、と思うようですが、個人的には墓閉じ
する理由は何でも構わない――、ただ借りてた墓所は更地にして返すのが決まり
であると墓の永代使用権を得た際に書いてあるのが普通だから、閉じる旨を伝え、
閉眼供養をして欲しいと、筋を通しているだけの事です。
黙って無縁墓にするほうが簡単ですが、それは人の道では無いと釘を刺します。
筋を通した人に嫌味や捨て台詞を言うから、そんな寺に行きたく無いと思われ、
無縁墓が増える――、ようは墓穴を掘ってるだけです。
少子化の時代、墓守不在の家族が増えるのは当然です。
しかし墓を管理する寺は改葬の正確な知識さえありません。
相談すれば、嫌味や文句を言う寺の檀家である必要は感じない。
墓所は誰でも作れるわけではなく『地方公共団体もしくは公益法人、宗教法人』
という決まりがあり、行政が管理しているのですから、管理者たる行政が時代の
流れで増えるのが明らかな、墓閉じや改葬の法律、墓地管理者に書面でしっかり
伝えておくべきです。
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