コロナ感染者数が急激な右上がりになってるのを見ると、イタリアやアメリカの
よう惨劇が日本でも起こるのか――、と不安になります。
神戸市では行政が感染死亡者用に納体袋を準備した記事を見ました。
群馬県は、まだ大きな動きはありませんが『備えよ常に(Be prepared)――』
中学生まで参加してたボーイスカウトのモットーが頭に浮かんできます。
世界中の人が細菌で死ぬ――、SF映画さながらの現実に戸惑っています。
とはいえ「残る家族の生活が守れる会員の死後処理」当方が行う支援事業の基本
ですから、我々は外出を控えるだけでは事足りません。
当方会員に感染死亡が出たら、当然連絡が来るでしょう。
その日が来ない事を願いますが、事前の備えが無ければ対処できません。
うちが受けなければ、何処かの葬儀社が受けるしかありません。
また全ての病院で感染死亡者への適切な対処が出来る保証もありません。
もし未対応の病院で死亡し――、葬儀社も未対応だったら――、死体が動くのと
同時に感染拡大もあり得ます。また感染者の搬送直後、別の搬送に行き、もしも
ストレッチャーなど搬送用具にウィルスが付着した状態で病院内や病室に行けば
更なる感染だってあります。
ゆえに我々も含め、可能性のある事業者は各自『備えよ常に』が必要だと思う。
全身防護服、ゴーグル、マスク、納体袋、我々や来館者の消毒用に次亜塩素酸水
200ppm、寝台車や搬送器具等の消毒用に次亜塩素酸水500ppmを準備しました。
次亜塩素酸水は紫外線に弱い為容器は真っ黒です
対策済みの病院なら、病院の指示に従った動きをしますが、対策が無い病院なら
次のような流れで搬送する予定です(いつもながら、会員以外は一切受けません)
・逝去連絡を受けたら、すぐに24時間以内で最短の火葬予約をします
(今回のコロナは24時間以内の火葬が可能です)
・当方では火葬のみで葬式希望は受けません(遺骨での家族葬はお受けします)
・防護服、ゴーグル、マスク、ゴム手袋等の完全装備で指定先病院内に行きます
・棺を病室に運びます(次亜塩素酸水500ppm持参)
・完全密封の納体袋に死体を入れ、その後、納体袋全体を清拭消毒します
・棺内底面中心に次亜塩素酸噴霧
・納体袋を棺に納棺したら棺内に次亜塩素酸水を噴霧してからフタを閉じます
・さらに棺の外側とストレッチャーにも必要量噴霧してから病室を出ます
・寝台車に乗せる前、棺内に再度噴霧し、フタしてガムテープで塞ぎます
・寝台車に乗せる前、ストレッチャーは次亜塩素酸水で拭き、棺は再度全体噴霧
・ご遺体は手続きが済むまで寝台車内に置き、手続き後に斎場冷蔵庫で保管火葬
・寝台車内は搬送後消毒、防護服等の使い捨ては焼却廃棄、再利用品は消毒です
・斎場冷蔵庫が使えない場合、当方指定安置室にて安置後に火葬
・納体袋に入って故人の顔は見られませんので、家族の火葬立ち合いは無用
(透明の完全密閉納体袋なら故人の顔を見ることも可能ですが――、)
(丈夫で透明で完全密封できる納体袋が簡単に手に入るか――、)
この方法であれば、納体袋に入れた時点で死体からの感染はありません。
あとは付着したウィルスの消毒で基本的には通常の遺体と同じになります。
ただ棺は念のためガムテープで密封し、当方使用の納体袋では故人の顔は見えま
せんから、家族でも火葬前、故人との対面はできません。
火葬炉に入ってからの焼香は問題なくできるでしょう。
また焼骨にウィルスはいませんから、拾骨は手でも普通にできます
こんな風に書くと、死んでからより今は――、みたいに思う人もいるでしょうが
備えておかなければ、より深刻な状態になる可能性もあるんです。
『転ばぬ先の杖』『備えよ常に』これが今の日本に大事な言葉です。
それと、志村けんさんのお兄さんが最後まで面会できず、拾骨もできず、焼骨に
なって初めて会えたと言ってましたが、拾骨が出来なかった理由が分りません。
火葬炉内は最低でも800℃になり、800℃で生きられるウィルスなどありません。
(新型コロナウィルスが生きられるなら話しは別ですが――、)
勿論、面会は駄目だし、逝去後も会わせないのも当然です。
また医療機器がスマホの電波障害で起こる可能性があるのも理解できます。
だから、個々では駄目だけど、病院関係者がスマホ等で患者の状態を家族に見せ
たり、数分だけ映像で話しをさせてあげられたら――、なんて思うわけです。
医療現場が大変なのは重々承知で、駄目なものは駄目なのも理解はできますけど、
わずかでも対応の可能性があるなら、検討して貰えると家族は嬉しいでしょう。
これは今回のコロナだけでなく、毎年あるインフルエンザも同じです。
インフルエンザが流行ると、その期間に逝去した場合、家族は一切面会出来ない
訳で、こんな家族の無念さは何度も見てきました。
これが確立されたら今だけでなく、これから毎年役に立つのです。
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