結論から言うと、昨日搬送した故人の葬式は、ご主人、娘さん2名と近くに住む
家族3人だけで送ることになりました。 娘さんに家族もいますが誰も呼ばない。
関西に息子さん家族もいますが、電話や写真や動画等で対応し、群馬には来ない
ことにしたようです――、息子さんは来たいでしょう。最後に逢いたいでしょう。
姉たちは、もし息子がコロナ感染してたり、移動中に感染したら、残る80代の
父親への感染も有るし、家族も困ると考えての判断でした。
辛いでしょうが――、今どうすべきか理解している家族です。
この一件について、我々は口出ししませんでした。
迎えに行った病院は、いつもなら病室まで迎えに行くのですが、今は受付で署名
したり、別室で体温を測った上で、いつもとは違う1階処置室お迎えでした。
それも、職員達の部屋続きの隣室で終幕を迎えたようで、最後だけは家族も付き
添えたようでした。 初めは理由が分りませんでしたが、多分――、
最後だけは、家族と逢わせてあげたいとの対応策だと思います。
病室での面会ができる病院は現在ありません。
病院によっては、存命中は逢わせて貰えず、逢えるのは逝去後もあります。
逝去前か、逝去後が分りませんが、葬式をどうするかと、話し合っていたのか、
家族誰かの判断に任せたのか分りませんが、この判断は正しいと思います。
その理由のひとつは、昨日前橋の外れでコロナが発生した情報だと思います。
コロナ騒ぎで休みとなった都内の人が帰郷し、そこからの感染のようです。
関西の息子さんが帰郷したら同じ結果もあり得るとの判断でしょう。
それを聞いた僕が勧めた流れは――、
10日は友引で火葬場は休場ですから、宗教者の身体は空きやすいはずです。
そこで昼食後の午後1時から3人で葬式、その後は午後7までゆっくりお別れ、
翌11日朝一番で火葬(午前9時15分斎場待ち合わせ)で最後のお別れです。
午前9時30分頃に火が入るでしょから、大きな故人ではないので、速ければ
60分、最大でも70分後には拾骨ができるはずです。
11日の斎場の状況を見て、混雑してるようなら、あんしん館に戻って待機して
拾骨時間に合わせ斎場に戻って拾骨、混雑してなければ無料休憩所で待機です。
今現在は、近所にも伝えてありませんが、いつ伝えるかは家族の判断です。
伝えれば線香を供えに来てくれる人達がいるでしょう。
その人達が全員無感染なら問題ありませんが――、
また葬式や通夜に呼ばれても、正直なところ迷惑と感じる人が多いはずです。
葬式を行う家族、葬儀社、故人の友人知人、今はその全員が気持ち優先ではなく
拡散防止に徹する時です。 今から102年前の大正7年スペイン風邪と呼ばれた
今のインフルエンザで世界中が混乱した時期があるようです。
3年間続き日本の死亡者は40万人近くにのぼったそうです。
全世界では患者数約6億人で、2,000万~4,000万人が死亡したそうです。
100年後の今、また新たな自然界の猛威と戦っています。
数か月後には沈着するような雰囲気もありますが、過去に学べば数年間の戦いを
覚悟する必要もあります。だからこそ、今は全てに於いて我慢し、納まった時に
「思ってたほどじゃ無かったね」と言える幸せを勝ち取る為の試練の時が今――、
自分だけは、うちだけは、葬式だから、この安易な心情で、自分が感染するのは
構いませんが、人の命を奪う権利はないのです。
知らないうちに加害者になってる人は沢山います。
家族の死を考える可能性のある人は『その時の具体策を決めておくべき』です。
すでに感染者数23名の愛媛県松山市で20名程なのに、葬式感染は出てますから、
常識的に考えて、この時期、一般葬を勧める葬儀屋は無いでしょう。
それでも外食産業、飲食業、風俗業、小売業、理美容業、などの人達より遥かに
恵まれてるのですから、家族に拍車を掛けるのでなく、家族に自粛を促す立場の
対応をすべき、それが一般の人達を守り、一日も早い終息に繋がるのだと思う。
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創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります