人の死後処理を行う仕事柄でもあるし、会員制だから顔は勿論、声も、話し方も、
雰囲気さえ分かる人の死もたくさん見てきたし、自分や家族の死が予測できずに、
人生の終幕を突然迎える現実――、今月もいた。
老衰で終幕を迎える人より、病気や事故での終幕のほうが多い。
そんな家族が元気になれる――、お悔やみの言葉など無い・・・
だから13年間で感じてることを、そのまま口にする。

「人は誰でも必ず終幕を迎えますが、生れた直後に終幕を迎える人もいれば」
「100年以上経ってからの人もいるし、病気や事故の終幕もたくさんいます」
「この仕事を長年して思うのは、その全てが個々の寿命だということです」
「残った家族は故人を手本や、反面教師として生き方を学ぶことだと思う」

騒がせているコロナウィルスのせいで、世界中が戦時下の様相だし、日本がいつ
同じ状況になっても不思議ではありません。
目で見えないほど小さなウィルスだけど、その蔓延で人と話すのも、息をする事
さえも制限され、いつ自分が感染するか、発症するかも分らない現実の中にいる。

1年前の日本は自由に外に出て、買物に行き、人が集まってれば近くに行けた。
去年の今は桜の花見で賑わってた。それが当たり前、普通、極平凡な光景だった

のに2020年4月の今、そんな平凡な日常が幸せだったと感じられる。

と嘆いても何も変わらない。
非常事態宣言で、7都府県以外でも自宅で過ごす人達が増えているでしょう。
でもね――、いつも仕事仕事で家庭をかえりみず、サービス残業だブラック企業
だと騒いだのは、ついこの間のこと――、

外に出るな、自宅で過ごせが今の生き方なら、今まで出来なかった事をすべき時
とも言えるんじゃないかな。

・子供も休校なら、家族で過ごす1日、1週間、1か月のスケジュールを立てる
・夫婦で過ごす1日、1週間、1か月のスケジュールを立てる
・自分だけなら、ダイエット、自宅で運動、勉強などのスケジュールを立てる

この時期を上手く過ごせる人達は、いい意味で人生の切り替えにも成り得るし、
何も考えず、何もせず過ごしたらフラストレーションが溜まる時期となりそう。

今事務所の机で千明がミシンでマスクを縫っています。
息子から電話でマスクが無いか聞かれたようで、昨日素材を買いに行って洗って
乾かし、息子夫婦や孫達の為に作って送るようです。
これもお婆ちゃんとしての千明が部屋の中で出来ることのひとつ。
そして後悔をしない最大の秘訣が『思い立ったらすぐに行動』です。


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誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります