昨日は散骨に向かったが、途中で雪が降ってきた為ワイパーを動かそうとしたら
動かない――、自動車関連専門店に行ったが、うちでは直せないと聞き戻った。
いつも依頼している自動車整備工場に行き、とりあえず直して貰えた。
数時間の車中で色々な話しをして分ったことがある。
まず初めに、葬儀は別として、葬式うんぬん――、の議論は無用の人がいる。
お金の心配が無い人は葬式関連の不安は無い、自分の好きにすれば良いと思う。
しかし僕自身も含め、富裕層以外の人達はそうはいかない。
存命中の医療費、施設入所費等で大変な最後に来るのが、高額な葬式だからで、
あとに残る配偶者などの生活が守れるのが大前提だからです。
そこで葬式の色々を書き、自分達にとっての要不要の判断が的確にできるべき、
葬儀屋や周囲に惑わされない事が大事と、葬儀支援を続けて12年経ちましたが、
我々が出来る事など、わずかな地域の、わずかな人達だけに過ぎません。
2000話以上のブログを書き続けてきましたが、基本的には同じ事の繰り返しを
しているに過ぎません。それでも何度も目にすれば理解力があがるはず――、
そう思ってきたのは間違いでは無さそうです。
素人さんが葬式の現実で知らないことは、書き出せばきりがないほどあります。
ただ、どんなに書いても理解できる人と、理解できない人がいる。
一緒に仕事をする千明(ちぎら)そのものだと――、昨日分りました。
千明自身が言うに――、
「設立当初の自分と、今の自分は、葬式に対する考え方が全く違います」
「最初は代表の言ってる事が理解できませんでした」
「でも何百人、何千人と入会で話していると、代表の言ってる事が理解できた」
「無信仰なのに、お坊さんに拝んで貰うのが当然と思ってる人が不思議だと」
「思い始め、そのうち、無信仰なら直葬が当たり前とようやく気付いた」
「一般的に言われる直葬への感覚と代表の言う直葬は根底が違う――」
「これに気づくと、葬式全てに於いて疑問が出てくる――」
「代表のしてきた事がようやく理解できた――、それが今の自分だと思う」
この感覚になるまで、一緒に動き始めて5年~6年は掛かったようです。
これを聞いた時『だもんブログ程度じゃ理解できねぇわな――、』と思った。
一日の大半を一緒に過ごした人でも、葬式の概念が出来上がってる人の場合は、
5年、6年と掛るってことです。
習慣とか慣習、その時代の常識を覆すのは容易では無い――、当たり前の事なの
ですが、改めて遠い道のりを実感させられました。
だもん、時々嫌になることもあるし、面倒くせぇなぁって思うこともあります。
反面、ど素人が普通の葬儀屋を始めたとしたら、あんしんサポートの認知度は、
今よりもっと低いし、市内の葬儀屋でも知らない人がいるだろうし、県内だとか
全国なら誰も知らないレベルだったろうし、12年間存続した保証もありません。
勿論、テレビや新聞で取り上げてくれる事も無かったでしょう。
最も、普通の葬儀屋なら始めてもいませんけど――、
知名度が上がり、依頼数が増え、増益になる度に料金を下げ、依頼者を限定して
目指す方向性に向かって真っすぐ走り続けた結果として、我々が対象とする人に
伝わり、会員も増え続け、12年後の今も何とか事業存続していられる――、
さらに時代は、より我々のような存在を必要とするであろう事は明らかです。
ただ残念ながら我々と同じ土俵に立ってる葬儀屋はありません。
ならば利用者自身が考えるしかありません。
ところが、その知識を持ってる人が周囲にいません。
できれば経験者の意見を、より多く聞くのが一番ですが、参考になる意見は無く
「高かった」「それが普通」「それが当り前」といった意見ばかりでしょう。
・・・・今、葬式関連について、不安のある人、相談したい人、知恵を貸りたい
人達が誰でも無記名で『相談できる場』が作れないかと考えています。
素人さんの不安ですから、同じ立場の経験者である素人さんの経験談などが一番
参考になるんじゃないだろうか――、その中で素人さんでは分からない部分なら
我々がアドバイスすれば良い――、
しかし、そのコミュニティを可能にする場――、はどうしたら作成できるのか、
どんな場なら、気楽に相談できて、速攻で答えが返ってくるのか、そんなものが
作れるだけのホームページ等の知識はありません。
僕自身はHTMLでホームページを作成していますが、今はWordPressが30%
に成ろうとしているらしいですけど、全く知識がありません。
そりゃ費用を掛ければできるでしょうが、そんな余裕はありません。
さらに星の数ほどあるホームページの中から辿り着けるだろうか――、
その点は、現在のホームページでも一緒ですけど。
ということで、これから散骨に行ってきます。
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