葬儀支援を始めて12年が過ぎました。

父親逝去から ・僕の意思は無視したような強烈な流れに飲込まれた時期
葬式を調べると・『葬式貧乏』『葬式に怯える生活』が普通にある現実を知る
その根源が  ・死後に行う葬式で、それは『葬儀屋』と『宗教者』と分かる
葬式を調べる ・全世界共通は『家族との別れを受け入れる時間』だけと知る
であるなら  ・死後より存命中が大事と悟る
ところが   ・死後の葬式より、存命中の葬儀が大事と伝えるものは無い
ならばと   ・残る家族の生活が守れる葬式を創り出す事から始めた
最終形に近い ・現在のパックと遺骨処理方法が完成した
葬儀は    ・家族が家族との別れを受け入れる時間が大切と伝えられる
葬式は    ・温かく送ってあげれば良い(騒ぐ事、金を掛ける事ではない)

ようやく『家族が家族との別れを受け入れる時間が大切』この段階を公然と言う
段階までたどり着いた感があります。
その為には現行の高額な葬式である必要は無いと理解して貰う必要があった。
それには火葬だけでも充分だと思える内容が必要でした。
勿論、残る家族の生活を守る為に料金はとても大事だけれど、それより過去には
無い『直葬の内容』を構築するのに時間が掛かりました。

・自宅に運べば部屋に安置できますが施設では部屋の片隅に置かれます
・パックによっては病院等でお別れ、線香も供えません(信仰によってはあり)
・あとは火葬するだけ――、そして火葬して骨壺に納まる
・遺骨については好きにしてください感覚です。
ようするに死体処理、それでも良いのですが、家族として少し寂しいでしょう。
だから圧倒的低料金でありながら家族が寂しさを感じず、少し余裕があるなら、
その余裕に合わせた追加が可能な直葬パックを創り出す必要がありました。

その最終形が2020年現在の火葬パック69.000円の内容です

1. 病院、施設への安置(時間帯や走行距離数の追加しない)
2. 豪華に飾った祭壇前で納棺安置(69.000円パックも勿論追加一切なし)
3. 末期の水を取り、線香を供えます(親戚にも恥ずかしくない)
4. 打ち合わせで通夜の過ごし方を説明します(追加希望なければ定価のまま)
   棺に入れたい物、入れられる物など説明
   家族毎に必要な死後手続きを全て教えます(葬祭費、年金、相続などなど)
   必要な方は居士大姉戒名25.000円で住職にお願いします
   枕教をお願いする事もできます(25.000円)
   逢える安置への変更も可能(10.000円・午前10時~午後7時)
   棺の半分ほど花で埋めたい時は10.000円、勿論湯かん等も全て追加可能です。
   ようするに、家族毎に必要なものは全て追加できるシステムにしました。
   その最低限必要なものだけを揃えたのが69.000円火葬パックです。
   墓の無い家族には『永代供養散骨』があり、火葬+永代供養散骨パックあり

昨日の家族も、ぱっく60(火葬+永代供養散骨)でしたが、埼玉に住む長男曰く
「充分ですよね」と祭壇前に安置された棺を見て言ってました。

大事なのは安かろう悪かろうではなく『充分だよね』思える内容の構築でした。
・本当に追加なし(走行距離やドライアイスなど)
・使用品は全て違和感の無いもの(白布棺・安定枕付き搬送シート)
・30万円の供物が乗った祭壇前で納棺(ホームページ・ブログ最上段の祭壇)
・通夜の過ごし方説明、残る家族の生活が大事な説明
・家族に必要な死後手続きの全てを説明、
・更に棺の中に入れたいもの(位牌など)、入れられないもの説明

時間帯、走行距離不問は国内初でした。
全て揃った祭壇前での納棺も国内初でした。
死後の葬式より、存命中の葬儀が大事と伝えたのも国内初でした。
拾骨は手ですると、僕自身が拾骨室で先導するのも国内初でした(前橋斎場)
位牌を棺の中に入れるも国内初でした(故人が供養してきたのですから――、)
死後手続きを全て教える葬儀屋も国内初でした
最大33回忌後は散骨し、何も無くなる永代供養散骨システムも国内初でした。

弱者(財布事情に余裕が無い家族)支援が最優先ですから、一般葬を受けないと
言ってますが、実際は一般葬のほうが利益はあるから経営は楽になります。
しかし100万円、150万円の一般葬が増えれば69.000円の直葬は馬鹿らしくなる
可能性は高いです。また依頼する家族にも無理をさせる可能性が高くなります。
だから一般葬は受けないとしたり、読経戒名のついた家族葬が15万円ですから、
沢山施行しなければ経営は成り立ちません。 さらに逝去後に断る件数だけでも
年間50件~60件もあるのですが、自分達で決めた決まりですから徹底してます。

暇な時は受けたくなりますが12年間徹底してきた『蟻の穴から包み崩れる』と、
貫き通しています。返礼品、生花、などなど追加させたり、ドライアイスは1日
分だけですと追加するのは簡単ですが、ドライアイスを10㎏、15㎏と乗せれば
3日目の葬式や火葬までは追加不要なのに、無理に追加させる気になれません。
全ては信条というか、意志というか――、葬儀という業界に飛び込んで12年間、
葬儀支援を続けてきたプライドでもあるし、自分自身に対する意地ですかね。

 

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