今回執筆している仮題『生き方の葬儀屋さん』は、無知にも近い一般の人達、
それも自身や家族が終幕を迎えた時、入院費用、施設入所費用、医療費等で
予想以上に財布事情が厳しくなる家族と、終幕間近かでなくても余裕の無い
家族を筆頭にした人達、更には金銭的な余裕はあっても現行の高額な葬式に
疑問のある家族に向けて――、
》死後費用の心配をしながら日々生活しなくても良い様に――、
》葬式難民の扉を開けずに済むように――、
》そして、残る家族の生活が守れるように――、
というのが最大のテーマなのですが、昔ながらの悪習慣が既成概念となり、
高齢者を中心に固定概念化されてる人が多い中、葬儀社と宗教者がタッグを
組んで、霊感商法と誘導商法で自分達の生活を守る為、葬送礼儀うんぬんと
語り、それを良しとする無責任な親戚にも支えられてる現実は、とても厚く
大きな心の壁です。
何が難しいかと言うと――、
あんしんサポートが行っているのは『残る家族の生活を守る事』が主体で、
それを可能にする『葬式パックを作り施行は手段です』ところが葬儀の支援
センターなど、過去にも現在も、無二の存在ということです。
他に無いのですから、知る人ぞ知るレベルでしかありません。
勿論、当方で葬式した家族の大半は再入会する現実を見ても、葬儀屋と葬儀
支援の違いを肌で感じてくれるのでしょうが、言葉で聞いただけは半信半疑
でも当然ですし、自分の周囲に無い現実は頭の中で映像になりません。
だから実際に経験した家族は、信者のようにさえなるのだと思います。
個々の家族毎に全て違う葬式の現場を。実際を見せる事は不可能ですから、
文字で伝えられる方法はあるのかが、非常に難しいと感じています。
100ページほど書いては、読み直すと、変更、変更と毎回違ってきます。
つい先日、保存データを消去したらしく、全て書き直してますが、いまだ、
これで良しと思える書き方に辿り着いていません。
そこで過去の1000件以上の施行の中から、テーマに近い実例を挙げ、その
最後に『伝えたい事を書く』という流れで書き始めました。
上にも書きましたが――、
》死後費用の心配をしながら日々生活しなくても良い様に――、
・食べたい物も食べず、日々の生活を節約して死後費用を貯める人達
・訪問介護の回数を減らし我慢して死後費用を少しでも貯めようとする人
》葬式難民の扉を開けずに済むように――、
・高額な葬儀社で言いなり葬式、返済はローンを組んで払う
・親戚から借金をしての葬式など、全て葬式難民への門で禁断の扉です
》そして、残る家族の生活が守れるように――、
・上記のような葬式をすれば温かい心で故人を送ることなどできません
・葬式後は故人に対し、恨みつらみさえ湧いてきます
こんな馬鹿げた現実が、全国で毎日起きているんです。
素人さんの多くは、葬式の何が分からないかさえ分りません。
大事なのは葬式ではなく、葬儀という事さえ分りません。
僕がもっと能力があれば、容易に伝えられるのかもしれませんが、無いもの
ねだりをしても始まりませんから、何度でも書き直すつもりで書いてみます。
幸いにも今回は、本に関する専門家の人達も絡んでますし、その方々も葬式
については素人さんのようですから、意見がとても参考になると思います。
今回は急いで書くことより、手にしてくれた人達が、勇気づけられ、ほんの
少しでも死後対策が明るくなり、死後費用の心配をせずに過ごせる一役だけ
でも担えたら――、と思っています。
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誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります