年末のブログで「生き方の葬儀屋さん」を執筆すると書きましたが、B6サイズ
縦書きで前半120頁ほどを書きました。
5万円火葬支援パック完成までですから、ちょうど半分くらいでしょうか。
八王子裁判所から父親逝去の一報が届いた事で、葬式とは無縁の52年から一気に
方向転換、忌み嫌ってきた葬式の仕事に入るというより、引きずり込まれた恰好
だったにも関わらず、過去の職歴の中では天職と思える仕事に巡り合ったわけで、
それが50代前半というのも恵まれてたと思います。
改めて歩んできた年月の出来事を振り返ると、当時の思いが蘇ってきます。
年を重ね成長したこともあれば、妥協したこともあったりと、初志を思い出して
初心に返れる機会を得ただけでも良かったと感じます。
本日ある方に送信したメールに、僕の思いが凝縮されてると思えたので、コピペ
してみます。 そんな訳で、今日だけはブログ幅一杯に書きます。
・葬儀と葬式は別物で大事なのは葬式でなく、葬儀であることを理解して欲しい
・お金を沢山掛ける事と供養は全く違うと知って欲しい
・高額な葬式を否定しませんが、どんな家族だったとしても、我が家の財布事情で
できる葬式の選択肢は絶対に必要です
・金銭的に余裕があれば、いつでも、何処でも、葬儀社に困ることはありません。
・しかし施設、病院でお金が出て、余裕の無い家族は死活問題であり葬儀難民も出
ているはずです
・葬儀儀礼うんぬんは、一定水準以上の人達が言えることで、明日の飯を心配する
人達に押し付けるべき問題ではありません。 しかし、その方法を示してあげな
ければ、死ねと言ってるようなものです。
・評論家等の言う、マナー、常識が間違っている事を知って欲しいし、言ってる本
人は何もできません
・と色々言いたい事はありますが、葬儀屋選びが非常に大事で一番は『信頼に足る
人物か否かです』
・実際の葬儀実例を書く中で、我が家にとって何が必要なのかを考えて欲しい事
・後悔しない葬儀、葬式をするには元気な時から考えておく必要があること
・そして我が家の葬儀、葬式を明確にする事で、死後費用の心配をせずに生きられ
る事を知って欲しい
・でも、それには自分達家族が動かなければ達成できないこと、死後の事は考えた
くないのは分りますが、それでは葬儀社にしたら『かもねぎ』であり、高額葬儀
にさせられる可能性が高いと知ることです
・更に言えば、今の葬式は『寺の利益』と『葬儀社の利益』を霊感商法で得るため
の手段でしかなく、家族の葬式とは思えません。
などなど書き出せば、いくらでもありますが、本書の目的として――
『人の死、死後費用から逃げず、真正面から受け止めた対処をして欲しい』
『常識のように言われる葬式の決まりは無いと知り、我が家の葬式を考えて欲しい』
『葬儀、葬式に対する我が家の価値観を明確にし、事前に対処方法を決めて欲しい』
『我が家の葬式を依頼できる信頼に足る葬儀社を探しておきましょう』
そして――これらが整ったら
『葬式の事など一切考えず、毎日を元気な笑顔で人生謳歌して欲しい』と思う。
我々の12年は、実践の中で家族から間接的に、教えて貰った希望、要望と家族の
本音目線をひとつ、ひとつ実現してきた歴史しかありません。
これからも進む道は同じでしょう。
儲けが優先できず、経営者としては三流ですが、世の中に一人くらい『生き方の葬
儀屋さん』と呼ばれる存在がいても良いんじゃない ――
そんな思いで日々踏ん張っています。
いつか、僕と同じ道を歩こうと思う人の為にも、歩き方マニュアルは作っておかな
きゃだからの執筆であり、ブログでもあるんです。
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誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります