23日は祝日だと思ったら平日なんですね。
どちらでも我々には関係ありませんけど、今年も残りが
10日を切りました。

昨日は予定通りの流れで、夕方か夜に掛けて雨でしたが
今朝の赤城山は全体がうっすら白くなって幻想的です。

あんしんサポートには、数件の余命数日の連絡と本日も
入会予約が2件入っています。

年末年始に危ない対象者がいれば当然なのですが、そう
ではない入会が多いから不思議です。 年末年始だから
万が一って思うんでしょうね。

さて2101回で、年末年始の対応を書きましたが、現実
として考えなければならない家族が、頭に入れておく事
事前にしておくべき事を更に書いておきます、

「年末年始の火葬場営業について」
12月24日、28日、1月3日が友引です。

休場する火葬場が殆どでしょうし、今は電話で人と話し
ながら予約する斎場は減り、電話も、ネットも機械での
予約が多いですから、仮予約で火葬予約を抑えてしまう
葬儀社もあり、いつも以上に予約の取り難い時期です。

ただ群馬県の場合、各市の火葬場毎に予約状況はかなり
違い、前橋では予約できない状況でも、隣接市なら余裕
みたいな現象は結構あります。

ちなみに昨日は隣接市の11時火葬でしたが、予約時点
では全時間帯で予約可能、でも前橋では朝一火葬のみで
他の時間帯は予約満杯でした。

この点と「火葬場は全国何処でも利用できる」を前提と
して家族がしておくべき事を書きます。

「火葬場の火葬料金について」
・市区民のみ無料、又は低料金で火葬可の斎場
・申請者が市区民なら無料、又は低料金で火葬可の斎場

これは各斎場毎に取り決めで違います。
群馬県で言うと「前橋市」「伊勢崎市」「渋川市」のみ
申請者が市民なら、何処の誰でも無料で火葬できますが
他の斎場は市民のみ無料で、他は3万円から6.3万円と
火葬料が掛かることになります。

(注)死亡届申請者になれる人は法律で決まっています
親族,同居者,家主,地主,家屋管理人,土地管理人等,
後見人,保佐人,補助人,任意後見人、以上です。

例えば都内なら(大田・世田谷・港・品川・目黒区民)
なら臨海斎場が利用でき40.000円ですが、他は民間の
斎場ですから59.000円+骨壺が掛かります。
都下なら無料から61.000円まで違いがあります。

対象者からみて6親等以内の血族、3親等以内の姻族を
親族と呼びますから、親族在住地の斎場利用条件により
費用を抑えられる事もあれば、年内火葬の予約が取れる、
取れないもあるわけです。

この点を利用する葬儀担当に確認されると良いでしょう。
・申請者になって貰える親族の居住地を伝える
 (ネットで検索すれば自分でも分ります)
・無料、低料金火葬の斎場の有無を確認して貰う
・親族申請なら無料の斎場があれば優先して貰う
 (搬送料金も加味しましょう)

現在連絡を貰ってる方で、隣接市在住の方がいます。
対象者の妻の実姉が前橋市市民なので、その時が来たら
予約の出来る、出来ないも含め、どちらかの選択となり
ますが、事前に分っているから対応できる事です。

「年末年始の逝去は、迅速に伝えるべし」
死亡診断直後、処置完了時間を看護師に確認し、直後に
葬儀社に連絡しましょう。
この段階で葬式内容が決まっていれば、火葬日時予約が
できる事になります。 遺体処置は通常1時間ほどです
から、その間に他の予約が入ったら、年末の火葬が可能
だったのに、年明け4日以降になる事もあり得ます。

「葬式の内容は、数パターン検討しておく」
宗教儀式やお別れ会を行う場合、先に火葬だけ済ませて
おくパターンも含め検討しておきましょう
火葬ができれば「骨葬」は年明けゆっくりできます

ようするに、家族の事情や考え方が事前に分っていれば
担当者は死亡通知が入れば動けますが、家族の考え方が
分からなければ動きようがありません。

また4日間、5日間、1週間のご安置もあり得ます。
長期安置をされる場合、安置直後にリキッドタイプとか
クリームタイプの、しっかり塗れるファンデーションを
使用した死化粧をすれば、顔が黒ずんでも分りません。

また自宅などでも暖かい部屋の安置は極力避け、安定枕
使用で、凹んだ部分にドライアイスを敷いて頭を乗せる
安置なら脳の腐敗は防げるでしょう。

年末年始は長期安置もあり得るだけに、遺体と対処法の
知識と経験が大きく作用します。
家族にとっては大切な人の弔いで、失敗は許されません。
もしもの時対策は、利用葬儀社に確認しておきましょう。
 

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