今月は暇です。
20日で数件だと、時間を持て余す事さえあります。

以前のように、逝去後や非会員まで全ての人を対象
としてれば、暇な時期など無く、いつもバタバタと
動き続ける事になるのでしょう。

昨年から今年に掛けて徹底したのが以下の条件です
》逝去後の非会員依頼は受けない(事前入会必須)
 (病院、施設など公的機関からの依頼は受ける)
》菩提寺葬儀は受けない
》一般葬は受けない

この条件を提示した時点で、施行数減予測はしてま
したが、11月までの対前年比では同じような件数

推移だそうですから、施行は減って無いけど、葬儀

内容が小さくなってる事と、直葬系葬儀が増えてる

事、更に搬送から火葬までの安置期間が短くなって

る事で、暇だと感じるのかもしれません。

人は我が侭だと、我ながらつくづく感じます。
忙しければ「これじゃ自分の葬式になりそうだ」と
思ってる自分がるいし、暇なら「バタバタ重ならず
今のうちに依頼が来れば楽なのに」と思う時もある。

一生懸命生きようとし、それを支える家族や病院や
施設など沢山の人達が守ろうと踏ん張ってるのに、
自分の都合で人様の生死を考える時さえある・・・
俺は周囲が言うほど、ちーっとも良い人じゃねぇし、
嫌な奴だなぁ・・・って思う事もあります。

ただ時間と肉体的な余裕は、齢を重ねる自分達には
長く続けられる手法として考えればベターでしょう。

問題は葬儀規模が小さくなり、直葬系が増えた事で
葬儀単価が下がり、利益額が減る傾向にある事です。

利用パック料金が下がるだけでなく「返礼品」とか
「生花等の供物類」「火葬中の食事」にいたるまで
葬式で家族が支出する全出費を抑えてきたのです。

一昨年までは、その傾向を施行増で補ってきたけど
加齢による肉体の老化を考慮すると、経営さえ成立
するなら、支援対象者にとっても、我々にとっても
ベターな道を進んでるように思えます。

「超低料金の葬儀支援」を「2人」でやろうと決心
した時から誰にでも分る「施行数減」「利益減」の
予測に対する「経営の成立」は可能なのかが最大の
課題であり、その結果が来年以降でるでしょう。

但し上記の危惧は数年間だろうと思えます。
その理由は「入会希望者」が減ってない事と、入会
される方に変化が出始めています。

以前は親が対象者でしたが、最近は60代の自分が
対象者の入会が増え、中には50代の人達もいる。

「子供に迷惑を掛けたくない」これが大多数です。
また圧倒的多数は火葬+散骨が基本の「ぱっく60」
希望と10年前に予想した通りの流れです。

そう考えると・・・
葬儀施行業の課題は人生同様「全く先が読めない事」
ですから60代の入会者が増えるのは、狙った訳で
なく、自然の流れで将来の種蒔きが進んでいるって
考えられ、既存葬儀社より将来は明るいでしょう。
ゆえに、この数年間が乗り切れたら・・・なのです。

先の事は断言出来ませんが、12年前から公言する
2030年代の団塊世代終幕期への対策は、10年
前の今になって、ようやく現実のものと少し先まで
見える人達から、認識され始めたのかもしれません。

 

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