49日(忌明け)とは、納骨する日だと思ってる人が
大多数、でも間違いでは無いけど違います。 

その根拠は前回同様、日本は本来土葬ですから、即日
納骨が本来の形なのは間違いありません。
49日まで待って土葬など、死体保管技術も無かった
当時を考えればあり得ません。

間違いでは無いと書いたのは、納骨はいつでも自由に
して良いものだからです。

そうそう「埋葬」と「納骨」は違います。
よく埋葬許可証と言う人もいるし、今でもそう記載が
されてる火葬証明書は存在するかもしれませんけど、
埋葬とは土葬の事ですから、現在は大多数が納骨です。

火葬の時間帯が早ければ即日納骨、遅い時間帯ならば
日を改めての納骨もありだし、納骨もせず、散骨等も
せず、何年、何十年と焼骨を自宅に置き手元供養する
選択でも、法的には全く問題ありません。 

また仏教儀式だとしても、忌明けと納骨は別物です。
即日納骨は済ませ、後日忌明け法要すれば良いのです。

一般的な忌明けは35日、49日、世間では三か月に
跨るから35日で行うと言いますが、35日~49日
の間に忌明けすると考えれば良いでしょう。

忌明けとは仏の仲間入りをする日です。
早い人は35日、どんな遅い人でも49日には仏様に
なる日が35日~49日という事です。

神道では50日祭を忌明けとし、家の守り神になると
言われてます

現在の納骨について言うと、子供が少ないから墓守も
あてに成らないのが普通です。
更に誰でも年を取れば墓参りは行けなくなります。
なら最初から自宅で手元供養するのもありです。

ただ大きな骨壺だと心理的な負担になる人は、全てを
粉骨すれば 1/4程度の量になるから、可愛い入れ物に
入れ、いつもいた居間に置くか、仏壇の中でも良いし
故人の親の墓とか、実家とか、好きだった場所だとか、
ゆかりの地に、少しづつ撒くのも有りな気がします。

正確に言えば法的な問題はありますが、粉末の飲み薬
状にして少量撒くなら何とかなります。

一緒に行った旅先を巡って少しづつ撒き、最後の少量
だけは手元に置いて、自分の死後は一緒に散骨したり
処理して貰うのも、今の時代はひとつの選択肢です。

こんな事を言う理由のひとつが墓です。
何十回となく墓の中を見てきましたが、カロート内は
真っ暗で、骨壺内の遺骨がびっしょりに濡れ、中には
水浸しになるほど湿気は凄いし、大嫌いな虫も這って
る墓の中なんて絶対入りたくないと思ったからです。

かと言って、寺や公営や民間墓地だと墓の管理費用も
馬鹿にならないし、運転出来なくなったら、墓参りも

簡単には行けないんです。 そう考えると自宅で手元

供養は選択肢のひとつでしょう。

形を残せばいつか処分が必要になります。
最近は何も残さない選択をする人が増えています。

残す形は遺骨である必要はなく、写真とか身に付ける
物でも良く、いつでも故人を思い出せるものや、身に
付けられる物なら忘れる事はありません。

但し故人を忘れない事は大事ですが、故人に縛られる
事があってはいけません。 あなたが大切に思う人で
あるなら、あなたが幸せな人生を歩むことが、最高の
供養だと知るべきです。


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