まず簡単な死亡届出書から始めます

「死亡届出書」故人記入欄
・氏名  ・生年月日  ・死亡した時  ・現住所  ・本籍 
・死亡したところ(病院施設名では無く住所です) 
・戸籍筆頭者  ・配偶者の有無  ・世帯の主な仕事
※ 本籍・戸籍筆頭者は調べておきましょう

「届出人になれる人」下記以外の方は届出できません
親族、同居者、家主、地主、家屋管理人、土地管理人、
後見人、保佐人、補助人、任意後見人
(親族とは血族6親等、姻族3親等以内です)
※施設長、医院長は「家屋管理人」として申請できる

「届出人欄記入事項」
・上記故人との関係  ・現住所  ・本籍  ・戸籍筆頭者
・申請者署名  ・生年月日  ・連絡電話  

「届出できる役所」
・死亡した場所の行政
・故人の本籍地 
・届出人の住所地

・故人との関係(叔母でなく母の姉のように書きます)
・朱肉使用の認印(認印持参が必要な行政もあります)
・行政窓口提出前に『A3コピーは必ず行う』
・忌引き申請は右半分の死亡診断書コピーが確実です
・申請人の本籍は確認しておきましょう
・未婚の故人なら戸籍筆頭者は父親が普通です
・婿養子なら妻が筆頭者でしょう(生死不問)
・普通は業者が届出代行してくれるでしょう。
・死亡届出書使用の際はコピーし、必ず1枚は残す
・なぜ故人の本籍地? 現住所だと思うけどなぁ

 

書き方の見本作りました

「打合せ」葬儀の全てが決まる大事な時間です

大前提として『事前相談で決めておくべき』です

・後に残る家族の生活を先に考えてから打合せです
 (事が起こる前に家族間で相談しておくべきです)
・お金を出す人達だけで打合せする(親戚無用です)
 (口は出すけど金出さない親戚は邪魔なだけです)
・「普通は」「最後ですから」「供養」の言葉に注意
・打合せ始めに希望する葬儀や費用面など伝えます
 (葬儀社は高額から下げていきます)
・家族葬なら会葬礼状は要りません
・宗教者の有無も考えておきましょう
・担当者の人間性が見える時です
 (売上優先、家族目線では全く違う対応なはずです)
・決まった内容で完全見積を出して貰ってから決定
・その場の雰囲気でなく、事前に家族で相談しておく
 事で、喧しい親戚に口封じにもなるし、業者主導で
 無く、家族の感覚で葬式内容は決めましょう

昨日、一件の入会相談がありました。
・58歳の夫婦(当然年金はありません)
・ご主人が倒れ10分ほど心配停止、現在意識無し
・意識が戻る事があっても相当な後遺症が残る
・奥さんはリウマチで両手の指が変形、杖が必要
・障害者給付金等で月額10万円の収入
 (車で病院等行くため生活保護は無理)
・ご主人は高額医療申請で月額3.5万円の入院費
・自宅家賃4.2万円

入院費と家賃で8万円なら、月額2万円で生活できる
とは思えません。入院が長引けば間違いなく生活でき
なくなるのは必然、 そこでこんな風に伝えました。

・冷たく聞こえるでしょうが、僕の判断はご主人より
 「奥さんの生活が最優先」と伝えました
・病院のソーシャルワーカーに全て本音で相談をして
 延命は勿論、必要以外な医療はしない旨を担当医に
 早い段階で伝えて貰ったほうがいい
・支払いについても、月額1万円の分割にしてもらう
・社会福祉協議会、地域包括センターに行き相談
 (現状で考えられる給付金が無いか調べてもらう)
・もしもの時は火葬(6.9万円)遺骨は自宅手元供養

うちのような事前相談を行う葬儀社はありませんが、
周囲に本音で相談できる信頼に足る人物、或いは行政
関係の中にも信頼できる人がいるかもしれません。
待ってるだけでなく、自分から探しておくことです。

うちで葬儀したお姉さんが、妹の入会をと電話をくれ
たのですが、相談内容を聞き来るなら妹さんも連れて
くるよう伝えての相談でした。

入会手続きの段階では事務所に戻りましたが、帰りに
「来て本当に良かった」と妹さんが言ったそうです。


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