安置方法では「納棺安置」と「布団安置」が一般的で
安置場所では「自宅安置」と「施設安置」があります。
自宅と施設は双方にメリット、デメリットありますが
布団安置のメリットは浮かびません。
病院、施設等で見かける光景で、看護師や介護士等が
遺体に対し「寒いよねぇ」と布団を掛けます。
気持ちは分りますが、生体と死体は別物と考えられず
生きてる時と同じように考えてしまう事でしょう。
存命中は、その通りですが逝去後に必要なのは出来る
だけ早く処置をし、更に遺体の腐敗を遅らせ、時には
手足の水泡が破れたり、切開場所から出血したりする
事もあり、如何に衛生面での感染等を防ぐかです。
この点で納棺安置は布団安置より、全面的に優れてい
るし安全というメリットがあります。
ちなみに手足の水泡が破けたら、身体の水分が相当量
出ますから、布団はぐっしょり濡れ、体液独特の臭い
がします。
「自宅安置」と「施設安置」の比較
(メリット、デメリットは家族毎の感覚で違います)
・自宅に連れて帰れるメリット、デメリット双方あり
・自宅は親戚等が長く居られますが、飲食代等が掛る
・施設料金は掛かりませんが、ドライアイスは増える
・自宅の部屋は強冷房を掛け続けるため、夏場などは
部屋の内側は結露でびっしょりも覚悟しましょう
・施設安置は自宅片づけなど無く全面的に楽です
・施設使用料の差が大きく、葬儀社毎に判断が必要
「安置の際にすること」
・腹部と胸部に包んだドライアイスを直接当てる
・口閉じ作業をする(目が開いてる場合も処置)
・布団で頭の横にドライを置いても意味ありません
・ドライアイスは毎日追加する必要ありません
・膝を曲げてる遺体は斜めにすれば普通棺で入ります
・身長180cmの遺体も6尺棺に入る(膝曲げる)
・火葬前ドライアイス撤去の為、最低半日は外します
・脳の腐敗が心配な遺体は頭部下にドライアイスです
・一旦死臭が出たら臭いはとれません
(腹胸部・頭部・壊死部等の凍結が唯一の方法です)
「判断基準の一例」下記の項目で考えてみます
「身長180cmの遺体も6尺棺に入る(膝曲げる)」
・棺サイズを上げると最低数万円は料金が上がります
・6尺(180cm)6.25尺(190cm)6.5尺(195cm)
おおよそですが、長さサイズの違いはこの程度です。
・布団を掛ければ膝曲げは見えません
・火葬後の焼骨は崩して細かくします
・足先を伸ばして固まった遺体は170cmの人も足の
大きさ最低でも20cm以上は大きくなり、結果的に
膝を曲げることもあります。
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仏教信仰の無い人ならどっちでもいい事一覧
・末期の水をとり線香を供える ・白木膳を供える
・生花を供える ・遺影を飾る ・果物を供える
・位牌(戒名を付け)を置く ・読経を唱えて貰う
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搬送で書きましたが、何をしても費用が掛ると思って
良いですから、勧められても「費用確認」だけはして
家族で相談してから判断しましょう。
細かいようですが、現行の料金表を見ると全ての項目
費用が記載されてる葬儀社は殆どありません。
しかし無料で何かしてくれるとは思えません。
例えば「ドライアイス交換しますね」「お願いします」
この会話に料金説明は無く、当然のように言われます。
しかし1回8.000円~12.000円が加算されます。
追加が出そう、出ないは、打合せ段階で分ります。
事前に「友引が入り安置日数が増えるから、もしかし
たらドライイスの追加が出るかもしれません」とでも
伝えおくのは当り前だと思うのですが、事前に伝える
葬儀社は殆どありませんから、自己防衛するしかない
のが現状の葬儀です。 依頼先が信じられない・・・
どう考えても変だと思いますが、これが現実です。
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創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります