早朝の自宅窓から聞こえてくるのは、もうすぐ秋だなぁと感じる
ツクツクボウシの鳴き声で目が覚める。
とは言っても合唱でなく聞こえるのは一匹だけの鳴き声・・・
残念ながら、自宅では昔のような蝉の合唱は聞けません。

蝉の合唱と風鈴の音色、僕の中では「夏だなぁ・・・」って思え
る風景のイメージですが、あんしん館の隣が空き家で雑草が生え
てて、今は夜になると虫の声が聞こえるようになりました。

昨年8月9月はNPO法人の閉鎖手続きの途中で、あんしん館の
移転と改装計画が突然の破棄で慌てた時期だし、霊柩車に必要な
緑ナンバーの譲渡で「一般貨物自動車運送事業試験」を再受験と
7月半ばの通知、9月5日横浜の関東陸運局で試験、テキストの
準備から3週間後の試験は、ほど良い緊張感でした。

ちょうど一年前に~♪ なのですが何年も前のことみたいです。
10年が過ぎ11年目に入り動きの激しい年、あんしんサポート
立ち位置を明確にした年でもありました。

動きが激しいと言えば、葬儀業界も動きがあるようです。
つい先日、業者さんと話した千明の報告では、葬儀社紹介も含め
葬儀社増加からか、何処も施行数の確保が大変ですと聞かされた
らしく「依頼を断るのが理解できない」と言われたらしい。

この言葉で出入りしている業者さんでも、うちの会員と接しない
人達は葬儀社と我々の違いの本質が分ってないと分った。

改めて考えてみれば当然だと思う。
元々葬儀支援など存在して無かったのですから、自分の知ってる
葬儀社の大枠で判断し、あんしんサポートは料金が安い葬儀屋で
しかないんです。 

既存に無いものを理解させるのは無理・・・
僕が葬儀社の事が分らないのと一緒・・・
こんな簡単な事に気づかなかった・・・ 「目から鱗」でした。

ネットの中も「安い葬儀」等々ばかりが目につくのは、葬儀内容、
人、アドバイスなど含め、葬儀社のする事に大差無いという視点

だからの発想で葬儀社は商売で葬儀支援なる感覚さえ無い時代に

生きてきた人達に考えられるのは、商売の手段として料金の安い、

高いなのでしょう。

確かに低料金は葬儀支援の原点ですが、国保から支給される葬祭
費5万円だけで火葬出来れば一銭も無くても死ねる。
(消費税8%引上げ時点で便乗値上げ多く断念、現在6.9万円)

これが料金決定の根底なのです。
これに対し大多数の料金設定は「低料金なら依頼が来るだろう」
と設定したもので料金設定の根拠は見当たりません。

》一銭も無くても死後費用の心配をせずに生きられる
》低料金にすれば依頼が増えるだろう

この根底の違いは葬儀全ての面に反映される事になるのですが、
実際葬儀で両者にどんな違いが出るか、言葉の意味をよく考えて
みると、葬儀前、葬儀期間、葬儀後に至るまで双方の違いだけで
なく、我々が対象者以外の依頼を受けない理由が、もしかしたら

分るかもしれません。

大手葬儀社で8年間勤務経験のある千明に言わせれば「あんしん
サポートの現実は、葬儀社ではあり得ない事ばかり」だそうです。

》利用者と我々の距離感が全く違う
》我々に対する利用者の雰囲気が全く違う
》利用者から心からの感謝の言葉や感激の涙は見たことがない
》家族が他所で我々を見つけると笑顔で近づくのもあり得ない
》利用者に対し代表の言葉使いもあり得ない(葬儀社はお客様扱い)
》葬儀期間中も含め「いつも笑いと温もりがある」などあり得ない

すぐに思いつくだけでも、これだけ違うと言います

残念ながら僕自身は違いが全く分かりません。
葬儀社勤務経験は一度もなく、葬儀支援センターの設立当初から
我々が対象とするのは「素人さん」であり「業界人の意見や常識
は全く無用」必要なのは「家族目線のみ」と考えてきたからです。

だから発想も違うし、その結果葬儀も全て違うのでしょう。
但し、我々が対象とするのは金銭的余裕の無い家族と現行葬儀に
納得できない人達だけですから、対象者も絞られて当然です。

ただ現実を見れば、最大7倍も差がある葬儀社を利用する家族の
ほうが多いし、馬鹿っ高い布施を仕方ないと言う人達もいる訳で
すから、結構金持ちはいるんだなぁ・・って思ってます。

その人達から見れば、うちは安っぽい変な葬儀社でしょうからね。
それでも12年目に入り、いまだ会員数は紹介、紹介で増え続け
「助かりました」と感謝される限り、世間や同業者や業者が理解
しようとしまいと、「葬儀屋でなく」「葬儀支援の道」を貫けば
会員さんの安心に繋がるのは間違いありません。

 

    にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ 
にほんブログ村 
誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります