この数日より少し暑さが控えめな19日、本日も朝一での火葬が
ありました。 火葬炉前には親族等6名が集まり最後のお別れを
して火葬に入ると、無料の待合所に移動、死亡診断書等を渡して
集金が済むと家族から「家は壊すから片付けなくて良いって言わ
れてたのに、一転して片づけてくれって言われたんですよ」
故人のお姉さん夫婦は70代後半ですから、簡単ではありません。
すると一人がトラックの準備をしたと言いにきました。
そこで・・・
「なら拾骨と納骨は僕らがしておくから、全員で片づけに行った
ほうが大物だけでも片付くんじゃねぇ!? どうせ最初は病院の
お迎えから火葬までお願い出来れば・・って言ってたんだからさ」
「えっ、本当ですか!?」
「そうして頂けると助かります」
「じゃあ、石屋から納骨が済んだ連絡が来たら連絡するね」
座ってた全員が立って駐車場に向かい、故人の住んでた借家へと
向かい、我々は斎場事務所に行き拾骨までしてくれるようお願い
して戻ってきました。
多分、こんな対応する葬儀社は無いでしょう。
でも典型的な家族目線の一例です。
わずか1時間の差ですが、市の清掃工場は午後4時30分が搬入
締め切り時間ですし、今日なら息子達の手も借りられます。
公営団地に住み、年金生活のお姉さん夫婦は少しでも費用を抑え
られるし、故人が住んでいた借家は、今月中に退去出来なければ
9月の家賃も老夫婦が払うことになります。
うちでは決して珍しい光景ではありませんが、葬儀屋と葬儀支援
との違いが出る場面でしょう。
午前11時になったら焼骨を引き取りに行ってきます。
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