前回ブログを改めて読んで気づいたけど「強い信念」この言葉は、強烈な
想いとか、いつも考え続けるとか、猪突猛進的なイメージを受けるでしょ
うし、一般的にはそんな感じでしょうが、うちは全く違います。

僕自身そんな重い感覚でなく、あえて言うなら「お気楽だから貫ける信念」
というのが最も適切だと思う。 これを読んだ人達、僕を知る人でも多分
「ぇー!?」って言うでしょうが、根底はお気楽で間違いありません。

葬儀支援事業を始めるきっかけが嫌々だった事もあるでしょうし、葬儀の
仕事そのものを忌み嫌ってた人間だし、僕の話しを聞いて葬儀社の営業が
出来なくなった千明が食えれば、さっさと手を引くつもりで始めた事です
から、どう考えてもお気楽でしょう。

小難しい事は一切考える必要ありませんでしたからね。
ただひとつ、葬儀業界の現状が納得できるものではなく、グレーではなく
完全に黒い業界と思いましたから、僕だったらの感覚だけで進めました。
歩き出せば千明が一人食える程度の事は難しくは無いと考えました。

最初から続ける気がない・・・
この感覚になると保身、保守の必要はありませんから、全て本音で考えて
本音を言うのも平気です。 これが、あんしんサポートのスタートです。

ところが仕事を始めてみると、あれだけ忌み嫌ってた葬儀の仕事でしたが
葬儀支援と変化すると天職かと思える仕事だと分りました。
天職と思うくらいですから、目標や指針が変わることはありません。

さらに我々の主張が世間と違えば沢山の人は利用しないはず、そのときは
廃業すれば良いし、千明が食える仕事は他にいくらでもある。
葬儀の仕事にしがみつく必要は全く無かったのです。

年代にもよりますが、過去の慣習葬儀を指示する人達も沢山いるでしょう。
僕らの年代が分岐点だろうと思います。

と同時に僕の主張を指示する人達も沢山います。
ずっと思ってたけど口に出せなかったという人はとにかく多いです。

僕の著書にも必ず書く言葉「人は執着を捨てれば楽に生きられる」これを
実践してきたのが、あんしんサポートです。

最初から続けるつもりが無いから、失敗しないように、どうしたら依頼が
来るか、どうしたら儲けられるかと、はなから考えてないわけです。
口にするのは現行の悪習慣の否定、対策は理想を口にするわけです。
続ける気は無いのですから、出来る出来ないは関係ありません。

その典型が、国保からの葬祭費5万円で可能な火葬支援パックを創りたい。
12年前の設立当初から第一目標で動き、3年後完成した火葬支援パック
・・・この話しを冷静に考えれば、今回の話し納得できるんじゃないかな。
事業として考えたら、まぁ普通は出ない発想でしょう。

また10年間で休日は3日間と言うと、皆さん驚くし「大変ですねぇ」と
言いますが、当の本人達は大変だと思った事は無いんです。
ひとつには好きでやってる事だから大変ではない。
また普通の仕事と違いますから、毎日が休みのようなもんです。

くそ忙しい事があったり、体調を崩す事もあるけど、どんな生活をしても

一緒だし、それも日常の変化として良しです。

 

自分の持てる時間の全てと、命を削っては確かですが、その頑張りに対し

感謝をしてくれる家族がいるから遣り甲斐と生き甲斐が持てるんだしね。

正月元旦から仕事とか、旅行に行けないとか、酒は飲めないとか、予定は
立てられないのは確かだけど、普通の仕事をしてる人達だって、そうそう
何処かに行くわけでもなく、休みはダラダラしてる事のほうが多いのです
から、改めて「休日」と言わないだけの事です。

元々酒は飲まないし、今はタバコも吸わないし、学生時代から規則正しい
生活とは無縁で、夜型なのも葬儀の仕事には適した人間です。

「駄目なら辞めれば良いじゃん」この気楽さが、現行のあらゆる問題点や
疑問点への対応に成ってるんだと思う。

》葬儀費用が高過ぎだろ →  》なら低料金葬儀を創ればいい
》布施が高過ぎだろ   →  》なら低料金な布施で可能な僧侶を確保
》菩提寺の年会費、寄付が大変 》当方会員なら依頼でき寄付等一切なし
》団地住まいで自宅に帰れない 》なら低料金の施設を作りゃいい
》墓守がいない     →  》なら散骨場と永代供養墓を作りゃいい
》祭壇を豪華にする余裕がない 》なら最初から30万円飾って豪華にする

とまぁ、全てこんな感じで利用者の希望を叶えてるだけで、売る為の努力
とかセールストークなど考える必要はありません。 
問題があるとすれば儲からないこと、だから葬儀支援なんです。

その代わり、希望を実現する為のリスクは利用者も背負うのが当然です。

》逝去後の入会できません。(事前相談してない族はお互い分りません)
》お客様とは思っていません(うちは実態がサービス業ではありません)
》我々が出向いていきません。 電話予約して来館が基本
》我々が支援すべきでない人。 当然入会は受けません
》フリーダイヤル使いません。 今では直接携帯電話に掛けて貰います
》自宅返礼品は家族が持ち帰り、後日持参して精算(25%割引)
》入会は管理費と毎年のパンフ一送料、3.000円が1回だけ必要です

お気楽から始まった葬儀支援事業だから出来た事です。
言ってる事が10年以上ブレない。 もの凄く強い意思を感じるなどなど
それら全て根底にあるのは、今も「お気楽感覚」なのです。
いつでも辞められる覚悟と執着を持たない事が「信念を貫ける秘訣」です。

ただ、いつでも辞められる覚悟とは、いつ辞めるか分らないは違います。
どんなに続けたいと思っても、辞めるしか無い事もあるし倒産だってある。
腹を括れば、家族、宗教者など誰に対しても、納得できないことに我慢は
せず対応できる・・・それが強い信念と思われるのでしょう。


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