全国には65才以上の独居老人が600万世帯以上ある。
200万群馬県が3つ分の独居世帯って凄くないですか?

大多数は初めから独居だった訳ではありません。
夫婦で所帯を持ち、子供が生まれ明るい家族生活と明るい
未来を夢見て過ごしてた時期だってあった。

ようやく子育てを終えると、夫婦は老人と呼ばれる年代に
なり、子供達は各々自分の人生へと巣立っていく。
気付けば最初に所帯を持った2人だけになっての生活。

それぞれが病気を抱え、中には痴呆が入り介護生活もある。
長年連れ添った配偶者の介護で疲れる日々が続き、やがて
終幕が訪れ、余裕の無い中で無責任な周囲の言葉に押され
さほど無い貯金を使い果たし何とか葬儀を済ませる。

葬儀社と寺も、後に残される者の事など考えてくれない。
各々が自分の欲求だけで、霊感商法と何ら変わらぬ言動で
高額な費用を掛けさせる・・・葬儀が済んでも霊感商法は
続き、その度に布施と称して金を要求される遺骨供養。

一人残された者は、少ない年金で生きなければならない。
葬儀の時に騒いだ親戚が来ることもない・・・
生活の面倒を看てくれることもない・・・
それでも新盆、1年忌・・・と年忌法要が大事だと少ない
年金から出させようとする寺や無責任な親戚ばかり・・・

自分の為に生きた人生などあっただろうか・・・
最後は我が終幕を迎える準備だけが待っている・・・

これは特殊な人の話しではなく、極々当り前に何処にでも
ある現実を文字に起こしただけの事です。

この現実、僕は根本的に間違ってると思っています。
まずは自分が幸せであること、自分なりの人生を楽しんで
謳歌し、活き活きとした日々を生きることで、先に逝った
先祖や配偶者に対して温かい思いが持てるんだと思う。

「お父さん、ありがとうね」
「こうして元気で暮らせてますよ」・・・ってね。

そんな日々が過ごせるようお手伝いするのが、葬儀支援で
あるし、葬儀支援とは葬儀より、葬儀後の生活が支障なく
送れるお手伝いだと思っている。

勿論、全く違う考え方をされる人も沢山いるでしょう。
だから、そう考える人達の入会受けてない。

僕の言う嫌な人とは、我々と違う視線で葬儀を考える人の
ことで、当然のように話しは噛み合わない。

相手は一般の葬儀屋感覚でものを言うが、僕は違うわけで
素直に受け入れることはない。 結局は時間の無駄になる。

また逝去まで何もしない家族に好感は持てない。
亡くなったら葬儀屋に電話すれば良いと思ってるのだから
その感覚に対応してくれる葬儀屋に依頼すればいい。
あんしんサポートは違うのだから受ける気はない。

両者とも、もし引き受けたら互いにしっくりしないはず。
家族には家族の思いがあるだろうし、うちは金儲けが前提
では無いだけに、家族は聞きたくない言葉もあるだろう。
だから、入会段階で拒否してるだけのこと・・・

事前相談は家族にも我々にも凄く大事な時間なのです。

》まずは「あんしんサポート理念」を知ってもらうこと
》それに対し、「家族の考え方」を知ること
※この段階で賛同できない家族は入会を受けるべきでない

》一応、希望する葬儀パックを確認します
》しかし何をするかは逝去時点の財布事情が優先と伝える
》余裕が無ければ6.9万円火葬で充分とも伝える
》遺骨をどうするかも確認する
※葬儀の話はこの程度で充分

》その時になって「お金がない」と言える相手と伝える
 (これは言葉でなく雰囲気の問題で中々難しいかも・・)
》対象者の状態を聞き、今すべきことを伝える
 ・葬儀の一環としての部分もある
 ・死後手続きに対しての部分もある
》今すべき事もあるが、無理は禁物である旨を伝える
》本当の供養とはなんぞやと伝える(これ大事)
》雑談の中で家族の心が開いてくれることが多い
※この時点まで来ると涙を流す人も多く心を開く人が多い

正直なところ、誰にでもできる事だとは思わない。
されど本気で思ってなければ言葉には出せないし、本気で
ないのに言葉にしたら詐欺でしかない。

我々がいい人だとか、とにかく親切だからと言われるのは
「全力投球する姿勢」なんだと思う。
これなら誰にでも出来るし、テクニックは要らない。

間違っても、その場の勢いだけで何か言わないことです。
毎日、何年、何十人、何百人と話してれば、嘘ならボロが
出るし、ボロが出たら繕えない・・・

だから「いい人になる気はない」と断言するのです。
いつもの自分で、思ったままの自分を出してれば、いつも
何処でも同じ自分でいられます。
それでも心根はちゃんと伝わるから大丈夫です。

昨日19日にも、一人の会員さんが来館され、千明が対応
しましたが「後で武井さんに色々相談をしたい」と言って
帰られたそうです。 

あんしんサポートは全ての人達に対して、いい葬儀屋には
成れませんが、入会を受け付けた会員さん限定なら、良い
葬儀社であったり、良き相談者であったり、良きアドバイ
ザーにもなれるんだと思う。

貴方が利用する立場なら、余裕のある時に、良きアドバイ
ザーとなってくれる葬儀屋さんを探しておきましょう。

葬儀屋、宗教者、石屋、贈答品屋、行政、など様々な人は
いますが、今回の話しを実現化できるのは葬儀屋だけです。
何故なら、最低限必要な「火葬」部分は自分で対応できる
からで、他は利益なしでも対処可能だからです。

これを読む貴方が葬儀屋なら「終幕不安な人達の相談者が
いない」という現実を良く考えると良いでしょう。
現状から脱皮するきっかけになるかもしれません。


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誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります