今日はうちの奥さんの誕生日、搬送が無かったら親子で
夕飯を一緒に食べに行こうと思ってます。
元旦のおせちを家族3人で一緒に食べるのと、搬送依頼
が入ってくるまでの正月2日間以外で、家族で食事する
のは、誰かの誕生日くらいしか無いのが現実です。
僕に休みはありませんから、奥さんが息子の休日合せて
休みを取り、息子が一緒に動いてくれてるのでなんとか
助かってる感はありますが、奥さん孝行が出来ない事に
ついては、いつも心の何処かに引っ掛かってます。
昨日の火葬後、葬儀後の手続きや支払いを済ませてると
突然来館された夫婦がいました。 少し待ってもらって
親戚の方が亡くなり、自分達の葬儀を心配になってきた
ようで、葬儀の話しを聞きたいと言われました。
初老の夫婦でしたが、こんな風に伝えました。
「年金暮らしのようですが、ハッキリ言いますね」
「どんな葬儀にするかの心配をする必要はありません」
「痴呆が入って施設への入所もあるし、入院だってある」
「もっと言うと、2人同時に終幕を迎えるわけではない」
「後に残った人の生活のほうが大事です」
「その時の財布事情でできる事をすればいいんです」
「69.000円+消費税だけは必要だけど、それだけ確保が」
「できれば、あとは葬儀費用の心配はよしましょう」
「お2人の場合、それより大事なことがあります」
「最近夫婦で旅行に行きましたか?」
「毎日、小さな楽しみを見つけて過ごしてますか?」
「この仕事をしてるとね、夫婦はいつか別れる時がくる」
「今は喧しいと思ったり、面倒に思うこともあるでしょう」
「でも相手が居なくなったら寂しいもんです」
「あーしておけば、こーしておけば、では遅いんです」
「ぶっちゃけ施設に入れば10年間で2.500万円かかるし」
「病院もいくら掛かるか分らないのが現実です」
「保険等で手当て出来るものは、して貰うしかありません」
「何億もあるなら話しは別ですが、普通の人の貯金額程度」
「では多少あっても安心はできないんですよ」
「だから生活を切り詰めて貯めるより、今の生活を楽しむ」
「ために使ったほうがいい」
「明日も元気で「おはよう」が言えるとは限らないんです」
「あと何年、夫婦揃って元気に動き回れますか?」
「自分の気力だけではどうにもならんのです」
「一瞬さきのことは、終幕も含め全て神のみぞ知るでしょ」
「近場でも、遠場でも、色々行ってみたり、食べ物巡りを」
「されても良い、2人で共通の趣味を創りましょう」
「それを写真だけでなく、動画にも残しておくといい」
「動画は声も残せるのがいいですね」
「お互いが相手へのメッセージを残しておくのもありです」
「あと何年夫婦生活をエンジョイできるか分りませんが」
「仮に5年謳歌できれば、後に残された方は、その思い出」
「だけでも残りの人生は生きられるものです」
「1人になった配偶者は自宅で写真、動画で思い出を辿る」
「こともできるし、焼骨を少し持って、夫婦で行った所を」
「辿ってみるのもいいと思いませんか?」
「だからこそ仕事でも、家庭でも、毎日を笑顔で過ごせる」
「ような工夫と努力と協力が必要なんだと思います」
「入会だけしておけば、葬儀については一切考える必要は」
「ないし、考えなくてもいずれ勝手にやってきます」
「それが、うちが存在する価値のひとつだと思う」
話しが終った途端「入会させてください」と、入会されて
いきましたが、日々の生活に楽しみを見つける事と、同じ
くらい大事なのが、いずれ訪れる現実に対する不安の解消、
解決方法を見つけることだろうと思います。
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