大きくて豪華なほうが葬儀はいいと思ってる人がいる。
極端な例では「僧侶3人院号戒名」「50万円の花祭壇」
中にはスタンド生花の数を気にする人さえいる。
まぁ、生花を出す人も自分の名前が大きく出るのが満足
みたいな人達も多く、僕には理解できない感覚・・・
諸々で総額300万円の葬儀(今一般葬なら普通の料金)

満足してるのは、口は出すけど、金は出さない親戚・・・
家族は支払いが気になり故人を弔うどころじゃない・・・

必要以上のスタッフ、葬儀は淡々と流れ作業の如く進み
葬儀社が決めた流れに沿って進んで終わる葬儀・・・
家族は葬儀の出演者か!? と思うほど指示されて動き
葬儀が済み自宅に戻り親戚が帰ると、ようやくいつもの
自分に戻れ、気づいたら葬儀は終わってたとさえ感じる。

葬儀が終れば、好き勝手言ってた親戚は顔も出さない。
来るのは葬儀社の集金と、墓や返礼品のパンフレット類。

後日、来てくれるのは普段から付き合いのあった人達。
遺骨の前でお茶を飲みながら、想いで話しに笑ったり、、
泣いたり、故人の悪口を言ったりして過ごす・・・
葬儀後になって、ようやく本当の葬儀をしているようだ。

大枠はこれが今の葬儀でしょ!?
こんな感じの葬儀を良しとする人は、この先を読む必要は
無いし、僕のブログは全てが読んでも無駄です。

俺は家族に聞きたい・・・ 「こんな葬儀がしたいの?」

僕自身が少なくとも1000人以上の葬儀に立ち会ってきて
思うのは「こんなの葬儀じゃねぇ要らん」なんです。

ひとつ覚えておかれるといい。
葬儀で家族が嫌な思いをする親戚は、葬儀後の付き合いが
無くなるほうが多い現実、なら最後まで家族の意思を通す
べきで、喧嘩別れしても良いとさえ考えても良い。

親戚も、して良い事と悪い事があって、お金の絡む問題は
くちを出すべきじゃない。 こんなの人として常識です。
常識に欠ける人と長年付き合うのは難しい、いい機会だと
思って切り離せばいいだけのこと。

いつも言ってる言葉「家族で温かくおくればいい」
この言葉を各々の家族で具体的に考えておくと良いです。
勿論、死後だけでなく葬儀は存命中から始まります。

1919.  「葬儀ってなんだろう」と考えてみよう

この回でも参考例を書いていますが、家族の個々で自分の
思いをそれぞれに思い描いておいたり、元気なうちに笑い
話しとして話し合っておくといい・・・

これから先は、僕の憶測と思って読んでください。

あんしんサポートの紹介率が異常に高い理由予測は、少し
前に書きましたが温かく送れる葬儀って、残念ながら家族
だけでは難しくて、そのきっかけを作ってあげたり必要な
アドバイス等を適時伝える必要があります。

って事は「家族が一緒にいて違和感を感じない担当者」が
絶対条件であり、これが一番難しい部分です。

誰でもお友達になれる性格の人ばかりではありません。
そこで、個々の家族が興味を示す話題に知識を提供すれば
家族のほうが色々聞きたくなる・・・このほうが簡単です。
そこから笑いが入り、和気あいあいとなる葬儀は多いです。

葬儀にまつわる様々な知識と家族に合わせたアドバイスが
できないと無理で「あーなるほどぉ」「へぇ、そうなんだ」
という感覚の連続なら家族との距離は一気に縮まります。

僕が断る家族って、これをしたく無い人達だからです。
何でもお金で買えるものではありません。
『家族の事を本気で考える』のはお金では買えません。
もしかすると、これが、あんしんサポートの真髄かもなぁ
って今書いてて思います。

抽象的な言い方では分かり難いでしょうから、この感覚の
具体例を書いてみたいと思います。
(正直な所、真意が通じるかなぁって思いますが・・・)

例えば、遺影写真を作るとしたら・・・
四切サイズの遺影は家族葬儀では不要だと思います。
誰の葬儀か分っているし、葬儀後に飾らない家族も多いし
中には押し入れに入れておく家族も増えてます。
だから居間に飾れる2Lサイズを勧めています。

また片親が先に逝ってる場合、父親の笑顔、母親の笑顔と
別々の写真で良いから持ってくるよう伝え、家族が迷う時
には、数枚から僕が選ぶことも多いです。

2人の写真を合成で1枚の2L写真にすれば、普段生活を
してた居間にも飾り易いです。

写真を決める基準は「見た人が笑顔になる写真」です。
これ、すんげー大事、選択する際の第一条件です。



当然、僕自身が作成する事で追加費用は掛りません。
遺影作成する枚数が多いのと、家族の話しを聞いている分
家族にとって良い写真になり易いです。

色を抜いたり、顔のシミ、皺を修整したり、隣の人を消す
とか、抱えてる子供を消すみたいな、写真修整のスキルと
ソフトは絶対条件ですが、身に付けた技術は自分のもので
すから、全ての家族に使えるわけで無駄になりません。

いかがでしょう。 
遺影写真1枚でも家族が「あれがいい」「これがいい」と
話し合い、写真を探す時は脱線しながら、和気あいあいと
なる時間を生み出し、遺影を作りますから、出来あがった
遺影を見た家族は、納得もするし、より喜んでくれます。

これが遺影写真だけでなく、葬儀期間の中でいくつも出て
くるわけですから、斎場職員に「お知り合いですか?」と
言われるほど親しくなってるわけです。

温かい葬儀は、できる葬儀社と、できない葬儀社に分れる
のが現実だし、ハッキリ言うと担当者の能力次第です。

もし、あなたが温かい葬儀を望むなら、常識と思われてる
葬儀は見直す必要がありますし、温かい葬儀は葬儀社なら
何処でもできるものではありません。 

周囲の葬儀経験者の中には、その答えを持ってる人だって
いるんじゃないかな・・・色々聞いてみると良いですよ。


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