あんしんサポートは会員優先制を敷いてますが、設立した
当初は理事さん達から、会員制への反対もありました。

葬儀は逝去後に依頼するものという概念が強く、逝去前に
葬儀の話しは不謹慎だとする感覚もあったようです。

分るような、分らんような感覚ですが、この考え方が高額
葬儀へと繋がるのは間違いありません。
綺麗事ばかりでは霊感商法の餌食になります。

また葬儀業界最大の課題は、依頼数が予測不可能な事です。
次がいつか分らないから出来るだけ儲けておきたい・・・
この感覚が高額葬儀を助長しています。

利用者は安くていい葬儀を求め、事業は成立と存続が優先
ですから、双方をマッチングさせる方法があれば良い。

》料金、内容の全てを明示したチラシ類を配布する
》初めは少ない利用者だとしても利用者は必ずいる
》紙面が全て本当だと分れば、他人に話したい人もいる
》その繰り返しで利用者を増やすのが面倒でも最善だろう
》全戸配布は無理、経費削減には会員のみの配布だろう
》料金、内容に入会するメリットがあれば良い
》会員制なら突然の依頼頼りよりは数値の把握はできる
》無料会員は意味がない、有料会員のメリットって何だ?
》「会員は料金半額」こんな嘘くさいのは無意味
》非会員は基本受けない、会員は絶対に受けると明記
》本当に利用者目線の葬儀なら通用するかもしれない

これが『会員制』と『B3両面チラシ』作成の経緯です。
のちに施設、病院、ケアマネ、訪問介護、訪問看護師など
家族の事情が分かってる人達からの依頼は、受けるべきと
判断し『会員優先制』へと変更されました。

出来上がったチラシパンフレットは画期的なものでした。
料金は勿論、使用品類の写真、追加が出る場合の詳細など
全てが明示され、群馬県内では初めてだったと思う。
つーか、今でも全て明示してある物は見たことがない。

多分ですが・・・葬儀支援も、全て明示パンフも、葬儀に
対する考え方も、現状葬儀への苦言も全てに於いて初めて
見聞きすることばかりだったはずで、パイオニアメリット
とでも言うのでしょうか、話題性は充分あったようです。

業者同士が集まると、あんしんサポートの話題は良く出る
と業者さんから何度も聞かされたほどで、少なくとも他社
よりは一般の人達の中でも話題になるでしょう。

但し、パンフレットを見ても半数以上は信じていません。
安そうに書いてあるけど、集金の時は加算されるはず、、
こんな風に思う人のほうが多かったんだろうと思う。

中には僕の話しを聞き『そんな奴ぁいねぇだろ』って思う
らしいのは以前、設立当初の理事さんも、僕が千明を騙し
ていると思ったと書いた通りです。
(千明を騙しても何の得もねぇし・・・)

ところが葬儀の際中だけでなく、集金でも事前相談をした
時と何も変わらず、支払いも見積額だと分ると疑っていた
人のほうが、掌を返したようになる。

葬儀に来ていた人達が入会したいと言い出し、葬儀後には
あんしんサポート宣伝部隊のように話し周ってくれる。

葬儀した日に数人が入会して帰るなんてある!?

後日来館される方もいますが、数人で連れ立ってくる人も

いて、一度の相談で2軒、3軒の入会も珍しくない。

これが急増する要因のひとつだと思う。




ただ事前相談でも、或いは葬儀の期間でも「俺は嫌な人の
依頼は受けないし、非会員も基本は受けないから、年間で
数十件は受けてない」と聞かれたら言います。

その辺りどんな風に伝えてるか分りませんが、結構多くの
方が電話で予約し「入会させてください」と来館します。

勿論、実際に葬儀した家族から「それほどじゃないよ」と
話しが出たり、悪評が続けば入会希望者は減り続けます。
口の悪さと、強気な姿勢は相変わらずで、このタイプって
嫌な人は、すんげー嫌だと思う。 

でも家族の生活を守るには、腰が低いだけではできません。
時には親族と相対する事もあるし、家族を叱咤すべき時も
あるわけで、少し強引さが必要な場面もあるのです。

多少強引でも、時に叱咤されても、僕自身が自分の都合で
なく本気で家族の事を考えて発した言葉なら、その思いは
ちゃんと伝わるものです。

2時間も家族と色々な話す中で、葬儀パックの話しは5分
程度、あとは葬儀後の手続き、供養とは、現行葬儀の問題
これからの生き方などなど、あんしん館は人生相談所かと
思うような話しが殆どです。

でもさ『残る家族の生活を守る』ってのは、葬儀だけじゃ
なく葬儀後が中心なのは当たり前でしょ? 
あとの生活の指針となるべき事、どんな考え方で、どんな
生き方が・・・ってなるよね。

高品質で低料金の葬儀は、僕の中で当たり前のこと。
残る家族が少しでも、元気な笑顔で生きられるお手伝いが
できたと僕自身が思えれば、それで自己満足です。

手抜きが出来ない性格なのか、馬鹿なのか・・全力投球が
当り前ですから、ブログもそうですが、パンフレットにも
全てを明らかにして掲載します。

全てを明らかにするとは、ブログにも書くように、それが
宗教者でも、葬儀社でも、利用者でも、駄目なものは駄目
だと言い、こうあるべきと明示する事でもあります。
この辺りは僕のブログを見れば明らかだろうと思う。

また何年も掛けて創り上げたものを、同業者にさらけ出す
事でもあり、真似される可能性はいくらでもあります。

それでも、全てを明示する理由を次回は書いてみます。


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