一般葬は受けない。 と決めたのには理由がある。
一般葬の場合、生花の注文とか、会社関係とのFAXの
遣り取り、前日は湯かん納棺儀で半日と葬儀当日、最低
でも3日間は拘束される事になる。
その間に、あんしんサポートしか依頼出来ない家族から、
逝去の一報が入った時が問題です。
家族に寄り添う時間がとれないし、来館人数も違うから
直葬系の家族に肩身が狭い思いをさせ兼ねない。
また一般葬をする家族は、ある程度ゆとりがあります。
更に菩提寺での葬儀となれば、我々が身を削って費用を
抑えても葬儀全体の総額は安くはなりません。
だから、菩提寺の葬儀と一般葬は受けないと決めました。
昨年2月に配布したパンフレットには、すでに一般葬の
パック掲載は無く、今年のパンフレットにもありません。
その懸念が2月2日に現実としてありました。
2日は1日の午後に家族葬をした家族の火葬が、朝一で
あり、火葬後に食事をしている間に、何とか我々が永代
供養墓に納骨できれば、県内外から集まった家族全員で
墓参りができると、午前中の流れは決めていました。
ところが、午前4時過ぎ逝去の一報が入り、あんしん館
にて準備をしてると、更に施設で逝去の一報が入る。
最初の1軒は新たに作成した家族葬Ⅰで決まりましたが
2軒目は搬送が午前8時過ぎと聞き、どんな葬儀を希望
してるか聞くと一般葬だと言う。
そこで現時点で引受けられる葬儀内容を伝え、それ以外
受けられないと伝えておいた。
その後、連絡を入れると家族の知り合いの葬儀屋があり
そちらに依頼したと聞き、ホッ・・・でした。
当初予定通り、拾骨が済むと遺骨は預り、あんしん館に
戻って永代供養墓納骨分と別途2つを持って40分走り
永代供養墓への納骨が済むと、家族に電話を入れる。
その後、家族全員で墓参りに行ってきました。
事務所に戻って明日の葬儀の準備をしていると、逝去の
一報が入りましたが、無理して1軒受けなかったことで
何の問題もなく進められました。
もし一般葬を受けてたら、そう簡単にいかないのは勿論
すんなり受けられたかどうか・・・
一般葬ですから打合せにも時間が掛り、最後の家族には
霊安室で待って貰う事になり葬儀や火葬日も延びます。
来た依頼は何でも全て受けるのでなく、しっかり対応が
できる範囲で受け、許容範囲外の依頼は受けないことも
家族目線のひとつです。 我々ができる葬儀とできない
葬儀、対象とする家族と、非対象の家族等、その基準は
事前にしっかりパンフレット等で明示してあります。
受ける家族も、受けない家族も、一度だけの大事な葬儀
ですから、無理矢理受けていまいちな葬儀になるくらい
なら、他社でしっかりお世話して貰える葬儀になります。
いつも言ってるように、僕は葬儀屋がしたい訳でもなく
葬儀屋で儲けたい訳でもなく、弱者を中心に葬儀支援を
する為に葬儀をしている訳で、会員家族の生活が守れる
葬儀を提案、施行する事が第一です。
だから、余裕のある家族が選択する一般葬は受けないし
例え家族葬でも、高額な布施の菩提寺利用の葬儀も今は
あんしんサポート理念にそぐわず受けません。
んとですね・・・
100万円の葬儀でも、69.000の葬儀でも、我々を
頼ってくる家族には、いつも全力投球すべきと思ってる。
全力投球できず、片手間になるなら、片手間にならない
手段をとるのが武井流ですから、うちで無くても良いと
思える葬儀から削っていくだけです。
葬儀代は安いほうが良い家族と、あんしんサポートしか
依頼できない家族は、似て非なるもので全く違います。
あんしんサポートを設立した11年前、業者は勿論の事
一般の人達でさえ変な奴、変な葬儀屋ができたと言って
いたと聞きますが、11年の時を経た今、会員数は増え
続けている現実と世の中の変化で、あんしんサポートが
変な葬儀屋だという人は激減したでしょう。
でも当の本人は11年前も現在も全く同じ事を言ってる
わけで、全くブレてもいません。
『弱者を中心とした葬儀支援センター』であり、葬儀の
費用に不安のある家族が、頼って来られる唯一の場所と
して、これからも続けていきたいと思う。
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誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります