世の中には『牽引車』と『荷台車』の2タイプがいる。
牽引車は文字通り引っ張っていく人、或いは自力だけで
走っていく人、荷台車は引っ張られる人、誰かについて
いく人なのは分るでしょう。

でも今の時代、経営者=牽引車ではありません。
誰でも分かるのは、コンビニの経営者は本部の決めた事
だけをし、自らの発想は不要とされる経営者です。

例えば弁当の賞味期限が切れそうな物は、買う側からも
半額とかで販売してくれたら、助かる人は沢山いるのに
本部の命令で割引販売出来ない。
確かセブンイレブンがそうだったと思う・・・

同じような規制を受けるのが、サラリーマン社長も同様、
ゼネコン傘下の経営者も同じ、ホテル仕事が主力の業者、
上からの絶対命令が存在する経営者は全て同じです。

実は僕の同級生と従妹が県内は誰でも知ってるし、全国
レベルの会社の社長を経験してますが、僕が思っていた
より権限は無かった印象を受けました。

その意味では包括の寺も同じです。
(本山のある寺は包括・独自の寺は単立と呼びます)
教員や勤務医師もそう、勿論サラリーマンは絶対です。

きっと僕みたいな発想を持つ葬儀社の社員はいるはず。
もっと家族の目線で葬儀したいと思っても、上から指示
されるのは利益第一主義の発想だろうし、家族から見て
いい担当者は、会社から見ると問題社員の可能性もあり
飛ばされちゃうかもしれないね。

間違っても僕が我慢して勤めるのは無理でーす。
上司は勿論、社長とだって主張は曲げないだろう。
以前の会社もそうでしたが、結果さえ出せば文句を言わ
れないし、社長から「その営業方法を教えてくれ」って
言ってくれるような社長だったから勤められました。

余談ですが、僕みたいなタイプの社員がいた時は、敵に
するより味方にしたほうが経営者は利口です。
基本的な思考が利用者や客目線であり、次は会社です。
個人の収入や利益など優先する事はありません。

お客様が喜べば、我が社で購入するし、我が社が潤えば
社員への還元もされる結果となり、家族も喜んでくれる
この順番が変わることはないからです。

但し、会社が社員の事を考えなければ、諸刃の刃となる
可能性を持ってるだけに怖い存在ともいえます。

前々職の役員を退職し、起業する時、社長が一番恐れて
いたのは僕が独立して商売敵になることでした。
お世話になった会社に後足で砂をかけるような事は絶対
しませんから、その点だけは明確に伝えておきました。

きっとサラリーマンに向いて無いから、経営者なのかも
しれませんね。

出勤すれば給料貰える訳じゃなく、利益が無ければ貯金
崩しても会社を守り、借入金は自分の土地屋敷を担保に
しているはず、これが社長と役員の決定的な違いです。
安定を最優先する御仁に経営者は向いてない。

けど、先人のいない新たな開拓、僕みたいに業界の常識
など無視した家族目線の事業など、好き勝手できるのが
経営者最大の魅力なんだと思う。

僕と同じように葬儀業界にも経営者は一杯いる。
ただ何故、先人者と同じ道を、後ろから遅足で真似して
着いて行くのか理解できない。
それならサラリーマンのほうが良いんじゃねぇ!?

零細企業の経営者ってさ、年金も含め老後保障の全てを
自分で積み上げなければ年金ゼロだってあるわけです。
毎月の収入だって不安定だし、ボーナスなんて無いのが
普通だろうと思う。 そんなリスクの多い経営者なのに
サラリーマンと同じ発想じゃ駄目だろ!?

商売やってりゃ食える時代でもない・・・
年老いて引退したら収入は無く、退職金だってない・・

あんしんサポート事業は、月や年間の特定期間の経営と
して見れば、マイナス要素が大きく、税理士など机上で
ものを考える人達には経営不可能とさえ思えるだろう。

そんな事業でも、毎月の家賃を払い、借金は一切せずに
10年間食ってきた。 それが先見性であったり、机上
では計算できない机上と現実の違いです。

かつて美容室の開店を数百件コンサルティングして来た
ものが役に立ったのだと思う。
経営者の中には、税理士さんに経営相談すると言う人が
結構いますが、ハッキリ言います。
税理士に経営は分りません。 分かるのは結果に対して
出た数字の読み方であって、その先にある経営手法など
分るはずがありません。 
本当にその実力があるなら、税理士などせず商売をした
ほうが利口でしょ・・・

零細企業の経営者は、良くも悪くも「お山の大将」です
何をするのも自由、好き勝手できるのが最大メリットで
そのかわり儲けるも、借金背負うも、倒産や廃業までも
全て自己責任だってことです。



んとね・・・
今が大した事が無い現実なら、動かなければ後退する。
その先にあるのは衰退と廃業しかないだろう。
時間を掛けて衰退や廃業するから借金まみれになる。

なら、誰が何と言おうと、信念が持てる方向へと走った
ほうが成功への扉は開くんじゃねぇ・・・
それと、将来も大切だけど、それ以上に今を充実して生
きる事のほうが大事だと思う。
葬儀してりゃ将来なんて分らない事くらい分るだろ・・

僕の場合「葬儀は借金して行う事業じゃない」と思った
「駄目なら、いつでも止められる状態を維持」する事が
「精神的に追い込まれない唯一の方法」だと思った。
更に「人生の終幕は分らない、明日かもしれない」って
思わせてくれる仕事ですから、まずは「毎日を楽しんで、
生き甲斐をもって、胸を張っていきる」が大前提。

あとは先のブログで書いたように「目的から逆算をして
歩んでる道なら、無理せずとも必ず将来は見えてくる」
はずと思ってきた。

本音は全国全県に1ケ所でも良いから、同じ支援活動を
する事業所があったらと思ったけど、やりたい人が無い
なら無理して広げるべきでないと考えました。

えっと・・・
200ヤードが最長飛距離なのに、300ヤード先まで
1打で飛ばそうと思うからミスがでる。
それも致命的なミスになる可能性もある・・・
なら、150ヤードを2回打って乗せる事を考えるべき
100ヤードなら3回、もし今10ヤードしか飛ばない
なら10回打てば届くじゃんと思えばいい。

大事な事は急ぐ事でなく、自分達の力量で無理をせずに
胸を張って、堂々と、楽しみながら、着実に進歩する事
それが持続させる秘訣だと思ってる。

何たって会員さんが一番気になるのは「持続」だからね。


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