4日午前にも車で1時間30分ほど掛る市に入院してる
お爺ちゃんの姉妹から電話で、対象者が危篤状態になり、
もしもの時はどうすれば良いかの確認がありました。

勿論24時間、事が起きたらいつでも電話してください。
と千明は言ってましたが、電話を切った後で、その時は
おれが行くと言ったら「止めてください」と叱られた。

とにかく2週間は搬送はさせたくないようです。
もし吐血って事になったら再入院です。 絶対にそれは
避けたいと思っての言葉ですから・・・当然です。

入院期間中に入った葬儀は、搬送から集金までの全てを
仕切り、誰にも相談できずなら精神的にも、肉体的にも
疲れ切ったのでしょう。 申し訳ないことです・・・

病院で看護師さんに言われた通りで、外観では傷が見え
ないだけに無理して再入院するのは、比較的若い人達と
言われました。 僕の場合、年齢より病室で仕事をして
いたのを知ってるからの注意であり、警告でしょう。

現場では役に立たなくても、事務所にいるだけで少しは
安心できるようです。 この安心、、僕が考えてたより
大きなものだと患者になって初めて分りました。

すこし前のブログで、癌の告知を受けても待ってた時の
不安のほうが大きく、入院先で治療ができると思うって
聞かされた時は、とにかくホッとしたと書きました。

普通に考えれば、癌が確定してない時より、癌と分った
時のほうが安心できるなんて変でしょ?

その時の僕の心境を説明すると・・・
切開が必要な癌だったら、現場への復帰は早くて数か月
って事になるでしょうから、今の体制のまま続けるのは
無理があるし、増員すれば料金の改定が必要になる。

自分が引っ張ってきた支援活動なのに、自分がお荷物に
なることもあり得ると思ったのです。

しかし入院先で治療ができれば、癌部位の切除をしても
10日後には退院できるし、年末までには夜間であった
としても、今まで通りの支援活動が可能です。

更に転移の可能性も極端に減るし、これから先の人生も
今まで通りに近い生活が送れます。
この安心感は予想以上に大きなものでした。

この安心感の中心にあるのは担当医なのです。
ハッキリ言う医師軍団だけに、100%は無いけど99
%は大丈夫だと思うと言われたら、ホッ・・・でしょ。

病気や手術って、数十万から数百万円が当り前のように
掛ると思っていましたが、本当だと分ったし、僕の場合
わずか8日間で退院しましたけど、何か月も入院したら
家計に及ぼす影響は相当なものになるでしょう。
我々のしてきた主張が間違ってないのも分りました。

先進医療で生存できても、普通の生活に戻れなければ、
或いは何年もの入院生活が続いたら・・・
生きて欲しい心と、費用の重圧の狭間に家族は置かれる
だろうと思います。 その挙句の葬儀で金は出さずくち
だけ出す親戚の存在など、どう考えても許せません。

家族は生きるも地獄、死ぬも地獄、が本音だっとしても
ちっとも不思議ではありません。

どんな葬儀だとしても、葬儀が済んで、あんしん館から
出ていく時「本当に助かりました」の言葉と深々と頭を
下げて帰る家族の心境が、少し分ったような気がします。

また事前相談で、くちの悪い僕の話しを聞き涙を流して
「来て本当に良かった」と言う家族の心境も、少しだけ
分ったような気がする入院でした。

あんしんサポートに最も必要なスキルは、会員さん達が
僕らを見たり、話しをして得られる『安心感』なのかも
しれないと思えた入院でもありました


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