耳を疑うような話しがありました。
群馬県北部に自宅を建て、県外から転居して暮らしてた
老夫婦がおり、2年ほど前お婆ちゃんの具合が悪くなり
完全委託で入会していました。

今年10月、お爺ちゃんのほうが先に逝去され、依頼され
てる通りに火葬、散骨を済ませましたが、火葬から少し
して娘さんと名乗る方から電話で、母親は北関東ですが
他県にある自分の家に連れていきますと言われました。

うちは事前預かりしても利用前なら全額返金します。
ただお爺さんと同じ場所に散骨して欲しいからと、散骨
費用だけは残し、後日振込先を連絡してくる事になって
いましたが、連絡が無いまま2週間が過ぎました。

昨日は朝から親族葬儀を行い、午後2時から事前相談と
入会の手続きをしている時、お婆ちゃんの世話をしてく
れてた近所の人から電話が入った。

電話を聞いた千明は一瞬意味が分らず聞き返します。
県外に行ったお婆ちゃんは、預貯金の全てを娘の口座に
振替えられ、一銭も持たされず帰ってきたという・・・

そこで心配になり、事前に預かったお婆ちゃんの葬儀と
散骨代だけでも、娘に返金する前に連絡して確保しなけ
ればと思ったようです。

事前に預かった老夫婦の葬儀代は、当方で確保してあり
まだ返金してませんから、お婆ちゃんにもしものときは
お迎えから火葬、散骨まで全て可能だと伝えました。

こんな話が現実にある・・・信じられますか?

認知の入った母親の貯金を、全て自分のものにする為に
半月ほど引き取り、全ての手続きが終わったら老夫婦が
住んでいた誰もいない他県の小さな家に送り返す・・・

昨日葬儀した家族は、皆で温かく母親を送ってただけに、
鬼のような事ができる子供がいる事さえ、信じられない
のが本音ですが・・・どうも真実のようです。

この夫婦、入会に前橋あんしん館まで来館するのが難し
いのと、我々が散骨に行った時なら決して遠くはないと、
自宅まで伺い入会された方でしたが、訪問時に家族の事
など当然聞いているはずです。
しかし言われてみれば、娘の話しなど全く出なかったと
千明が言ってました。

確か、、この婆ちゃん年金も無かったと思います。
家があるから生活保護も難しいでしょう。

あとで面倒を看てくれてる方にでも連絡はしてみますが、
自宅の名義変更は終わってないだろうと思います。
何とか自分達でできれば、費用は固定資産税の4/1000、
登録免許税だけで済みます。

小さな家ですが、土地建物を担保に入れての施設入居も
可能だと思います。 それなら家の価値以上になったら
生活保護も受けられますからね。
そんなアドバイスをするつもりです。

葬儀後に分かったのですが、お爺ちゃんは一部を手元で
供養したいと言ってたから、その旨をお婆ちゃんに伝え
ると、全散骨して欲しいと言われました。
しかし、その翌日には「遺骨いつ来るのかね」と言って
たそうですから痴呆が入ってるようです。
痴呆が進む前に手続きを済ませる必要もあるようです。



親子関係が希薄になっているのは確かですが、年老いて
認知の入った母親の預貯金を取って、ほっぽりだす、、
到底理解できませんが、お婆ちゃんの年齢から考えても

娘は50代~60代だろうと思う・・・ありえねぇ・・

そんな奴、人間じゃねぇ・・・


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